さっきテレビでやってたが、六本木のいわゆる「高級」日本メシ屋では皿を覆い尽くさんばかりの「葉っぱ」で粗末な食材を誤魔化している。この「葉っぱ」が商売になるらしいのだ。客は「すてき〜!」とかなんとか言って、バカダカイ値段を嬉しがって払う。葉っぱを食うわけでもないのに、資源の無駄遣いだとは思わないのだろうか。
その「葉っぱ」は四国のどっかの村から供給されるのだが、なんでもないイモの葉っぱが一枚100円ぐらいで売れるので、村民全員年収1000万円の収入になるとのこと。全国の農村からこの村に視察団がバスの列を連ね殺到している由。知りたいのはいかにして消費者からそんなにたくさんのお金をぶったくれるのか、そのノウハウだという。いやはや。
これは、いくらアホな消費者が存在するからといっても、不健全な商売だと思う。社会全体では途方もないエネルギーの無駄遣いだ。環境原理主義者は、スーパーのレジ袋を目の仇にする前に、こういった無駄遣いをなくすことから運動を始めてはどうか。
2008年7月31日木曜日
「日本は『鬱の時代』を迎えた」(五木寛之)
昨日の日経夕刊で五木寛之が言っている言葉。「枯れるのにはいい面もある」と言うがそれは五木寛之が年寄りだから。これがホントだと、これから生まれてくるこどもたちにとってはとても不健康な時代になると思う。
抜粋:
まあ、年寄りにはそれでいいんだろうが、若い人がそんなのでは可哀想だと思う。あまりに夢がない。
それに、世界中がそうならまだしも、日本の近隣諸国はまさに伸び盛りで「躁」の真っ直中にある。ニッポンは「スローフード」などと寝ぼけたことを言ってEUの落ちこぼれとバカにされているイタリアみたいな国になるのかな。イタリアはまだEUメンバーなので他のEU諸国に「おねだり」が出来るが、ニッポンは中国や韓国におねだりは出来ない。おまけにイタリアみたいに社会・文化資本の蓄積もじゅうぶんできないまま老化してしまった。
でもそれほど悲観はしていない。アメリカの60年代のヒッピー世代も今の日本の若者と同じように金儲け主義に背を向けて「スローライフ」とやらに閉じこもり社会に大きな悪影響を残したが、すぐに時代遅れの存在としてより若い世代からバカにされるようになった。日本の社会的「鬱」現象も、公共放送なんかによるノーソン利権絡みの宣伝・洗脳に惑わされた一時的なものじゃないのか。それほどニッポン人はバカにはなっていないと思う。
抜粋:
- 身の回りを見ればすべて鬱の様相を呈している。ロハスやスローライフは鬱の生活様式。エネルギーを消費せず限られた資源でやりくりしようというエコロジーも鬱の思想。予防を第一とするメタボも鬱の医学だし、敵が見えないテロとの戦いは鬱の戦争といえる。
- 躁の時代が五十年続いたのだから、鬱も五十年は続くと見るのが自然だろう。
- 私自身、老いとともに実感しているが、衰えることや枯れることにはいい面もある。
- 登山は上るだけでなく下ることで完結する。加速が文化であるのと同じく減速もカルチャーだ。
まあ、年寄りにはそれでいいんだろうが、若い人がそんなのでは可哀想だと思う。あまりに夢がない。
それに、世界中がそうならまだしも、日本の近隣諸国はまさに伸び盛りで「躁」の真っ直中にある。ニッポンは「スローフード」などと寝ぼけたことを言ってEUの落ちこぼれとバカにされているイタリアみたいな国になるのかな。イタリアはまだEUメンバーなので他のEU諸国に「おねだり」が出来るが、ニッポンは中国や韓国におねだりは出来ない。おまけにイタリアみたいに社会・文化資本の蓄積もじゅうぶんできないまま老化してしまった。
でもそれほど悲観はしていない。アメリカの60年代のヒッピー世代も今の日本の若者と同じように金儲け主義に背を向けて「スローライフ」とやらに閉じこもり社会に大きな悪影響を残したが、すぐに時代遅れの存在としてより若い世代からバカにされるようになった。日本の社会的「鬱」現象も、公共放送なんかによるノーソン利権絡みの宣伝・洗脳に惑わされた一時的なものじゃないのか。それほどニッポン人はバカにはなっていないと思う。
「韓国は友人だから……」(竹島問題でブッシュ大統領)
さっき衛星テレビで韓国のテレビを見てたら、彼ら喜びを隠しきれない様子。アナウンサーまでが笑い顔。ブッシュとのインタビューでブッシュが「韓国は友人だから今回見直した」とにやけた顔で述べていた:
米国にとっては竹島なんてどうでもいいこと。だけど韓国とはケンカをしたくない。ニッポンのウヨは可哀想にもまた見捨てられた。ウヨはすぐ激高するのでまたしても嫌米感情がニッポンのイナカで強くなるが、これもまた「どうでもいいこと」なんだろう。いや、イナカの農村ウヨがはしゃぎ出すとダメージを受けるのは日本の企業と都市勤労者だからアメリカ産業にとっては好都合との読みかも知れん。
時事ドットコム:米委員会、帰属先「韓国」に戻す=ブッシュ大統領、竹島問題に介入: "【ワシントン30日時事】米政府機関の地名委員会が竹島(韓国名・独島)の帰属先を「韓国」から「主権未定」に変更した問題で、米国家安全保障会議(NSC)のワイルダー・アジア担当上級部長は30日、「現時点では、変更には正当な根拠がない」として、帰属先を「韓国」に戻す決定が下されたことを明らかにした。"「ニッポンは友人ではないのか!」とニッポンのウヨが拗ねるよ。
米国にとっては竹島なんてどうでもいいこと。だけど韓国とはケンカをしたくない。ニッポンのウヨは可哀想にもまた見捨てられた。ウヨはすぐ激高するのでまたしても嫌米感情がニッポンのイナカで強くなるが、これもまた「どうでもいいこと」なんだろう。いや、イナカの農村ウヨがはしゃぎ出すとダメージを受けるのは日本の企業と都市勤労者だからアメリカ産業にとっては好都合との読みかも知れん。
松下を半分売り!
好材料で盛り上がっている松下を半分売る。@2320円。みんなのすることの反対をしないと儲からないのである。
またまた半分残したところが散人のスケベー根性。吉と出るか凶と出るか。
それにしてもWTO交渉決裂で、農村ウヨどもが嬉しがっていること!金銭感覚が鋭すぎるよ。恥も外聞もないってところ。それに反して一番損をする都市勤労者は一様に鈍感。損得勘定が出来ないのかしら?
またまた半分残したところが散人のスケベー根性。吉と出るか凶と出るか。
それにしてもWTO交渉決裂で、農村ウヨどもが嬉しがっていること!金銭感覚が鋭すぎるよ。恥も外聞もないってところ。それに反して一番損をする都市勤労者は一様に鈍感。損得勘定が出来ないのかしら?
2008年7月30日水曜日
NHKは例によって「たいへんだ、たいへんだ」と狼少年、でも IHT はこんなことを言っている
今晩のNHK総合。地球の環境変化のおかげで「ニッポン」はたいへんなことになると、大げさな煽り報道:
IHT :
順番に簡単に訳すと:
こういう人を安心させる報道こそが今求められているのではないか? 最近のNHKでは特に「環境・食糧問題」についての煽り報道が目に尽きすぎ。公共放送であるNHKは利権団体の利益代弁機関に成り果ててしまったのだろうか。
NHK 番組表: "夏の特集「ちょっと変だぞ日本の自然」の第3弾。「風が吹けばおけ屋がもうかる」のことわざのように、アジアの異変がまわりまわって日本の異変にもつながる様子を描く。標高4000mを越える「チベット高原」では、ウサギの仲間が大発生。この異変が日本の猛暑や豪雨とつながっている。シベリアでは、永久凍土の表面が解け湖がいくつも出現。この異変が、日本の魚の減少につながる可能性が指摘されている。"でも今日の IHT 経由読んだ NYT は、もっと冷静な見方を紹介している。NHKは公共放送のくせに「B級メディア」とまるで変わらない。メリケンの民間新聞に良識で負けているようでは、情けない。
IHT :
10 things to scratch from your worry list - International Herald Tribune: "For most of the year, it is the duty of the press to scour the known universe looking for ways to ruin your day. The more fear, guilt or angst a news story induces, the better. But with August upon us, perhaps you're in the mood for a break, so I've rounded up a list of 10 things not to worry about on your vacation."
順番に簡単に訳すと:
- ホットドッグの飽和脂肪酸は健康に悪くない。イスラエルの研究機関が発表したレポートでは炭水化物ばかりを食べる人の方がコルステロールが高くなることが分かった。
- クルマの冷房は地球環境に悪くない。冷房を止めて窓を開けて走る方が、燃料の消費が多く地球環境に悪いとの研究結果が発表された。
- フッドマイレージを気にする必要はない。研究発表によると長距離を船で輸送するニュージーランド産の果物を食べる方が、小規模トラック輸送に頼る地元の果物より、温暖化ガスの発生が少ないことが分かった。
- 携帯電話が脳細胞に悪影響を与えると言う学説は真っ赤なウソだと判明。
- ビニール袋(プラスティックバッグ)のほうが、紙袋より地球環境に負荷が少ないことが判っている。
- プラスティックボトルは健康に悪くない。
- 人食い鮫をみんな怖がっているが、昨年鮫に食われて死んだ事故は南太平洋で一件のみ。
- 北極で氷が溶けているというのもウソ。今年の北極の氷の量は昨年より多い。
- 宇宙の問題でみんなが怖がっていることもウソ(略)。
- ワームホール(次元間移動ホール)も心配することはない(略)。
こういう人を安心させる報道こそが今求められているのではないか? 最近のNHKでは特に「環境・食糧問題」についての煽り報道が目に尽きすぎ。公共放送であるNHKは利権団体の利益代弁機関に成り果ててしまったのだろうか。
カブ、カブ上がれ、上がったら売るぞ!
今日の戻しを利用して、3月に@1365円で仕込んだ○友商事株を全量売る(@1492円)。利食い千人力じゃ。
5月に半分売ったのだけれど(@1590円)、まだ上がるかも知れないとスケベー心から半分残していた。欲張ってはいけないとの教訓。
今の時期は、とにかく日本株を売って現金ポジションを増やすことかな。「利権団体」の我がもの顔の跋扈が目に余るし、ニッポンの先行きにあまりいいことはなさそう。
5月に半分売ったのだけれど(@1590円)、まだ上がるかも知れないとスケベー心から半分残していた。欲張ってはいけないとの教訓。
今の時期は、とにかく日本株を売って現金ポジションを増やすことかな。「利権団体」の我がもの顔の跋扈が目に余るし、ニッポンの先行きにあまりいいことはなさそう。
WTO閣僚会合決裂で、得した人と損した人
WTO閣僚会議の決裂は、世界経済にとってきわめて残念な結果。これで確実に世界経済の期待成長率は低下することになる:
星取り表:
そういうことで、今後、日本の都市勤労者は「節約」に努めるしかない。結構なことでもある。あまりに今までの日本人の消費行動はバブリーであったから。特にブランド農産物や鮨屋にバカなお金を使いすぎていた。日本人の消費行動はこれで健全化が進むと考えれば、あながち悪いことばかりでもないのである。
NIKKEI NET(日経ネット):WTO閣僚会合決裂 緊急輸入制限、米国とインドが対立: "今回の多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)には153の国と地域が参加した。農産品や鉱工業品の関税を一律に削るルールをつくり、世界全体の貿易拡大につなげる狙いがあった。2001年末から7年に及ぶ議論を重ねたものの、急速に発言力をつけた新興国と、議論を主導する力を失いつつある先進国の溝は大きかった。"でも一律にみんなが損するかと言えば、そういうことでもない。国単位でも、国内利害関係集団単位でも、得する集団(勝ち組)と損する集団(負け組)はまだら模様なのである。
星取り表:
- まず国ごとの対外貿易依存度の違いがある。米国、EU、ロシア、中国などの巨大国はそもそも貿易依存度が小さい。一番大きな悪影響を受けるのは日本などの中小国。特に日本は世界の自由貿易システムにただ乗りして発展してきただけに今後の世界貿易の停滞はとても痛い。
- 次にWTOへの依存度の違い。米国などはもとより、シンガポールなどの小国も、もはやWTOは早々に見限り、すでにFTAに力点をシフトしている。韓国ですら米国とのFTAを進めている中、世界でFTAが一番遅れているのは国内農村利権集団の抵抗のおかげで何も出来なかった日本。日本は「WTO命」と今までWTOにすがってきたが、本命を間違えていた。すでに遅し。
- 国内的に言えば「農村利権集団」が勝ち組。WTOがらみの補助金を期待していたのが当て外れになったぐらいで、貿易依存度を下げざるを得ない日本の国内需要は確実に増えるし、「言い値」で売れるので大儲けできる。自分で使う石油輸入代金すら稼がずして世界で一番の「勝ち組」になったニッポンの農家。反面、日本の都市勤労者は「負け組」。世界で一番ひどい「負け組」。世界貿易が停滞し日本経済も当然停滞する。所得は増えるどころか逆に下がる。一方で国内農産物の値段は上がる。泣きっ面に蜂なのである。
- 日本の国内経済は停滞するので、せめて土地の値段ぐらいは下がるのかと期待したいところだが、そうではないだろう。農産物の輸入は日本での稀少資源である「土地」の輸入でもあるから、それが順調に進まないと国内の土地の価格が相対的に上がってしまう。地主農家は笑いが止まらないが、都市勤労者のマイホームは兎小屋のままだろう。
そういうことで、今後、日本の都市勤労者は「節約」に努めるしかない。結構なことでもある。あまりに今までの日本人の消費行動はバブリーであったから。特にブランド農産物や鮨屋にバカなお金を使いすぎていた。日本人の消費行動はこれで健全化が進むと考えれば、あながち悪いことばかりでもないのである。
たしかに「Google 様」はエラ過ぎることなど
今朝は朝から機嫌がいい。新しいブログにようやく Googleの PageRank が付いたからだ。ブログの切り替えではこれが一番困る。保険の「等級」みたいに旧ブログの PageRank を持ち運びすることが可能だったらいいのだが、新しいブログはすべて一から(ゼロから)スタートするのである。「ランク・ゼロ」が嫌だったら「 Google 様」にいろいろ個人情報をすすんで「奉納」しなければならない。Site Map を送信するとか、Ping を打つとかいろいろ。なんかおかしいなと思っていたら、内田樹先生が見事にこの問題の本質を喝破されていた:
いまに「地震、雷、火事、Google 八分」という時代になるのかも知れない。こわいな。
そうかと言って、おいらのサイトに来られる方のほとんどは Google 経由だから、あまり Google の悪口を云うわけにはいけない。ブログも、フィードリーダーも、BookMark も、いまや Google 様に依存している。カレンダーとメールだけは Apple を使っているのは「卵をひとつの籠に入れない」という年寄りの知恵だ。Apple のオンラインサービス(MobileMe)、負けるな、頑張れ。
Mac Book Air 登場 (内田樹の研究室): "グーグルは機能的には中枢的一元的な情報管理システムでありながら、そこに世界中のパソコンユーザーが嬉々として、自ら進んで個人情報を「奉納」するというかたちになっている。"そう、なんでみんなこんなことにあくせくしているんだろう? Google がネット情報の「取捨選択権」をほぼ独占しているからに他ならない。
いまに「地震、雷、火事、Google 八分」という時代になるのかも知れない。こわいな。
そうかと言って、おいらのサイトに来られる方のほとんどは Google 経由だから、あまり Google の悪口を云うわけにはいけない。ブログも、フィードリーダーも、BookMark も、いまや Google 様に依存している。カレンダーとメールだけは Apple を使っているのは「卵をひとつの籠に入れない」という年寄りの知恵だ。Apple のオンラインサービス(MobileMe)、負けるな、頑張れ。
7/30 Today 「明治」の終わりと「大正」の始まり (1912)
この日、明治天皇が崩御され大正時代が始まった。この大正時代というのは面白い時代だ。一生懸命に国家建設に励んだ明治時代の父親たちの二代目たちが、オヤジの蓄積をもとに浮ついたすこし不真面目な生活を享楽した時代でもある。でも、すぐ時代はくそまじめで軍国的な昭和に移り、大正のいい加減で魅力的なライフスタイルは長続きしなかった。現代は少し大正時代と似ているところがある。
川本三郎の『大正幻影』 (ちくま文庫ほか)は良書である。谷崎潤一郎、佐藤春夫、芥川龍之介、永井荷風、梶井基次郎などの作家論を中心に据えながら、大正という時代の持つ淡い幻想性と一種の妖しさをとてもよく描いている。単なる文学史で終わることなく、時代背景を歴史的に眺めながら、いわば歴史家・社会学者の目で文学を眺めている。あっと驚く発見が多々あるが、なかでも大正文学の特性の一つとして「閉ざされた孤立した空間」を挙げていることが興味深い。
以下引用:
引用終わり
「元祖引きこもり」は大正時代から始まったのだ。
いまの日本では「引きこもり」の三人に一人は30歳以上となり「引きこもりの壮年化」が見られるという。大正文学がいま再び注目されるようになっているのも、むべなるかなだ。「引きこもり」が可能なのも時代が平和だから。大正の引きこもり世代も、昭和になれば否応なく過酷な現実に直面してしまい、とても引きこもりなんか出来なくなってしまう。いや、引きこもってばかり居たから、時代がヘンな方向に流れるのを阻止できなかったとも言える。
川本三郎の『大正幻影』 (ちくま文庫ほか)は良書である。谷崎潤一郎、佐藤春夫、芥川龍之介、永井荷風、梶井基次郎などの作家論を中心に据えながら、大正という時代の持つ淡い幻想性と一種の妖しさをとてもよく描いている。単なる文学史で終わることなく、時代背景を歴史的に眺めながら、いわば歴史家・社会学者の目で文学を眺めている。あっと驚く発見が多々あるが、なかでも大正文学の特性の一つとして「閉ざされた孤立した空間」を挙げていることが興味深い。
以下引用:
佐藤春夫、谷崎潤一郎、芥川龍之介、永井荷風らの作品を読んでいて気がつくひとつの特色は作品の場が、外部とへだてられた密室、閉ざされ孤立した空間に設定されていることが非常に多いことである。林の中の西洋風の家、路地裏の平屋、映画館、川べりの別荘、図書館、ホテル、昼でも薄暗い蔵、遊里・・・近代化が進み都市の中に社会化され開かれていく空間がふえていくなかで彼等はむしろ逆に外光が入り込まず、ひっそりとした暗がりが保たれている閉所を物語が生まれる場所として選び出す。
引用終わり
「元祖引きこもり」は大正時代から始まったのだ。
いまの日本では「引きこもり」の三人に一人は30歳以上となり「引きこもりの壮年化」が見られるという。大正文学がいま再び注目されるようになっているのも、むべなるかなだ。「引きこもり」が可能なのも時代が平和だから。大正の引きこもり世代も、昭和になれば否応なく過酷な現実に直面してしまい、とても引きこもりなんか出来なくなってしまう。いや、引きこもってばかり居たから、時代がヘンな方向に流れるのを阻止できなかったとも言える。
大正幻影 (ちくま文庫) 川本 三郎 筑摩書房 1997-05 売り上げランキング : 397942 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2008年7月29日火曜日
Blogger ブログが「はてなアンテナ」で「不適切な投稿のためフラグを設定」と表示される件について
あれれ、おいらだけの問題じゃなかったみたい。安心した:
てっきり、おいらの書いたことに腹を立てた「農村ウヨ」どもが勝手においらのブログにフラグを設定しまくっているものと勘違いしていた。でもフラグには Google からの「追跡調査」が入るので、中傷目的のフラグは自傷行為になるだけので、やめたほうがいい。
「はてな」も、この問題を何とかして欲しいな。
mov-love.blogspot.com: 「はてな」に登録すると「不適切な投稿を報告のためフラグが設定」される: "「Bloggerにこのページの コンテンツに関する警告を送信 このブログは 不適切な投稿を報告のためフラグが設定されました」と表示される。しかし Navibarのコードがそのまま表示されているだけで、実際にフラグが立っているわけではないとのこと。"Navibar のフレームソースにコードが入っているのを「はてな」がそのままコピーしていただけだったのだ。このブログをはてなアンテナの登録している人は、きっとびっくりされた(もしくは「やっぱり」と思われた)かも知りませんが、決して拙ブログが「不適切な投稿」であるということじゃありませんので、報告いたします。
てっきり、おいらの書いたことに腹を立てた「農村ウヨ」どもが勝手においらのブログにフラグを設定しまくっているものと勘違いしていた。でもフラグには Google からの「追跡調査」が入るので、中傷目的のフラグは自傷行為になるだけので、やめたほうがいい。
「はてな」も、この問題を何とかして欲しいな。
2008年7月28日月曜日
曙橋のパン屋さん「ポム・ルージュ(La Pomme Rouge)」のバゲットはおいしい!
新宿でバゲットのおいしいお店と言えば、やはり新宿6丁目の「峰屋」なんだけれど、なかなか買うのがむつかしい。レストランなどの大口顧客を優先しているため個人客にはパンが残らないのである。毎朝電話で「予約」しなければならない。たかがバゲットのために電話するのは理不尽である。電話で予約しなくとも買える手軽なお店を見つけた。「ポム・ルージュ」というパン屋さん。あけぼの橋商店街。
バゲットは峰屋のものと比べるとやや小振り。また翌日に回すと少し味が落ちる。でも、いつでも買える。その日に食べるのであれば充分おいしい。
なんと言ってもいいのは、店番の(多分中国人だと思われる)娘さんに抜群の好感が持てること。純朴そのもの。あんな人は今どき日本にはめずらしいですよ。お腹が大きく、5ヶ月ぐらいと見たが、一生懸命に頑張っている。
曙橋近辺には峰屋以外にもいろいろえらいパン屋があるが、結局ここで買うのがいい。商売は人なのだ。好感が持てることが一番。台町のファミリーマートも中国人の娘さん達が頑張っているので(オーナーは実にいい加減そうに見えるが)それで保っている。ニッポン経済の衰退を救うのは、結局は近隣諸国のエネルギーにあふれた若い労働力しかないのだと実感。
ニッポンの農業・水産業も頑張っているらしいけれど、所詮、都市住民から(政治力やマスコミなんかを動員して)ボッたくれるだけボッたくれという基本戦略は変わらないようだ。そういうスケベー根性を直さない限り、顧客は付いてこないと思う。誰でもボラれるのはいやだから。
バゲットは峰屋のものと比べるとやや小振り。また翌日に回すと少し味が落ちる。でも、いつでも買える。その日に食べるのであれば充分おいしい。
なんと言ってもいいのは、店番の(多分中国人だと思われる)娘さんに抜群の好感が持てること。純朴そのもの。あんな人は今どき日本にはめずらしいですよ。お腹が大きく、5ヶ月ぐらいと見たが、一生懸命に頑張っている。
曙橋近辺には峰屋以外にもいろいろえらいパン屋があるが、結局ここで買うのがいい。商売は人なのだ。好感が持てることが一番。台町のファミリーマートも中国人の娘さん達が頑張っているので(オーナーは実にいい加減そうに見えるが)それで保っている。ニッポン経済の衰退を救うのは、結局は近隣諸国のエネルギーにあふれた若い労働力しかないのだと実感。
ニッポンの農業・水産業も頑張っているらしいけれど、所詮、都市住民から(政治力やマスコミなんかを動員して)ボッたくれるだけボッたくれという基本戦略は変わらないようだ。そういうスケベー根性を直さない限り、顧客は付いてこないと思う。誰でもボラれるのはいやだから。
7/28 Today ロベスピエールの処刑(1794)……狂信者は困る
このおっちゃんの困ったところは、自分が善いことをしていると信じきっていたこと。思いこみの強い人間ほど始末にワルイ。平成のニッポンにも沢山いるね。マクシミリアン・ロベスピエール - Wikipediaマクシミリアン・フランソワ・マリー・イジドール・ド・ロベスピエール(フランス語:Maximilien François Marie Isidore de Robespierre、1758年5月6日 - 1794年7月28日)はフランス革命期の政治家。ルソーを目指したジャコバン派のリーダー。粛清による恐怖政治で多くの反対派を断頭台に送ったため「ルソーの血塗られた手」と呼ばれた。
例えば「環境原理主義者」とか「農本主義者」。自分が絶対に正しいと信じきっているから、異議を唱える人間はよってたかって暴力的に潰す。そのための手段は厭わないし、どんな汚い手段でも許されると思っている。ホントに困ったものだ。
2008年7月27日日曜日
オレンジ色の空の下 富士山 - 山中湖観光情報ブログ goo版
きれいな写真がアップされている:
涼しそう!
オレンジ色の空の下 富士山 - 山中湖観光情報ブログ goo版: "オレンジ色の空の下 富士山 きょうの様子今日も午前中までは暑かったんですが、雨が降ってからは急激に涼しくなりだいぶ過ごしやすくなりました。今年はなかなか真夏日になりませんでしたが、昨日ついに最高気温が30.7度となり、今シーズン初の真夏日となりました。午後7時の気温:21度 天候:晴れ / 2008-07-27 20:09:35"
涼しそう!
7/27 Today 蓮如、越前の道場を開く(1471)
蓮如のえらいところは「御文」という口語のお経(?)を作ったこと。それまでの坊さんは漢文のお経をそれこそ「お経のように」読むだけだったからである。意味が分からないものを有り難がっているようでは、進歩がない。蓮如 - Wikipedia: "文明3年(1471年)4月上旬、越前吉崎に赴く。同年7月27日、同所に吉崎御坊を建立。荒地であった吉崎は急速に発展する。一帯には坊舎や多屋(門徒が参詣する為の宿泊所)が立ち並び、寺内町が形成されていった。信者は、奥羽からも集まった。"
平成のニッポンにも、この「お経」のたぐいが多いね。意味を理解することなく、みんながいいと言っているからというだけの理由で、みんながいいものだと信じ切っている行動規範が多い。たいていが「お上」が自分の都合のいいようにマスコミを使ってばらまいているものだ。
2008年7月26日土曜日
Big Boy(早稲田店)のローストビーフには太鼓判!

調べてみると全国のビッグボーイでローストビーフが出るのはこの早稲田店だけらしい。調理場ではインド人の料理人が数人で頑張っている。どうりでうまいわけじゃ。以前のビクトリアステーションのローストビーフより品質は向上している(と思った)。もちろんオージービーフ100%。銀座なんかで食うよりうまい。
一番小さい「イングリッシュカット」を注文。ローストビーフはこの薄切りがいい。ドリンクバーと合わせても値段は千円ちょっと。コメなどの炭水化物はニッポンではボラれるので頼まずアトキンス・ダイエットとするのがおすすめ。年寄りにはちょうどいいランチとなる。
7/26 Today 中島らもが死ぬ(2004)
中島らも - Wikipedia中島 らも(なかじま らも、1952年4月3日 - 2004年7月26日)は、兵庫県尼崎市出身の小説家、戯曲家、随筆家、俳優、コピーライター、広告プランナー。本名は中島裕之(なかじま ゆうし)。灘中学校に、8位の成績で合格。灘中学校から灘高校在学中にかけ、飲酒や薬物、ロックや深夜ラジオ、貸本、山田風太郎、白土三平、ギター、バンド活動(バンド名”ごねさらせ”)、スナックで弾き語りのバイト、漫画投稿、自涜に没頭して成績が急降下。理由は微妙に違うが「成績が急低下」というのが、おいらと似ている。
合掌。
2008年7月25日金曜日
7/25 Today スティーヴンソンが蒸気機関車を発明(1814)
こういうことらしい:
日本じゃいまだに蒸気機関車に異常な人気がある。それがものづくりの伝統だと言う。虚業だけれどグローバル基準で成功したように見えたホリエモンを刑務所に入れて喜んでいるような「水戸黄門」社会風土じゃ、ニッポンも周辺国のままか。
7/25 Today スティーヴンソン、蒸気機関車を発 (1814.7.25): "スコットランド人のジョージ・スティーヴンソンが蒸気機関車を発明。その後1825年に商業運転に成功。以後急速に世界に鉄道網が広がっていくこととなる。この勢いはすごかった。現代のブロードバンドにも似ている。一番大儲けしたのは鉄道網で結ばれた世界経済の中心となった米国と英国の製造業者と金融業者たち。周辺諸国や鉄道会社はそれほど儲からなかった。"なんだか、示唆的。
日本じゃいまだに蒸気機関車に異常な人気がある。それがものづくりの伝統だと言う。虚業だけれどグローバル基準で成功したように見えたホリエモンを刑務所に入れて喜んでいるような「水戸黄門」社会風土じゃ、ニッポンも周辺国のままか。
なぞなぞ:アメリカの大統領はなぜ「左利き」が多いのでしょうか?
これは知らなかった:
左利きは、右利き前提の社会制度の中で常に理不尽を感じながらそれを克服して生きてきたから、「とんがった」人が出やすいとの説明(世界左利き協会)。
そういえば野球選手もそうか。ユダヤ人もそうだな。
右利きの大統領は成功しないのが普通であるとのこと。最近ではカーターとブッシュ・ジュニアが右利き。ゴアも左利きだったそうで、順当に当時の選挙が成立していたら、ブッシュ・ジュニアは選ばれなかったわけで、最近の大統領5人は例外なく左利きだと言うことになる。
とにかく、左利きなどの「アウトロー」を許容する米国社会の強さを見る思い。
Maison Blanche: le grand complot de la (main) gauche | Rue89最近の大統領5人のうち4人までが左利き(オバマとマケインともに左利き)とのこと。次ページの写真で分かる。何ででしょうか。

そういえば野球選手もそうか。ユダヤ人もそうだな。
右利きの大統領は成功しないのが普通であるとのこと。最近ではカーターとブッシュ・ジュニアが右利き。ゴアも左利きだったそうで、順当に当時の選挙が成立していたら、ブッシュ・ジュニアは選ばれなかったわけで、最近の大統領5人は例外なく左利きだと言うことになる。
とにかく、左利きなどの「アウトロー」を許容する米国社会の強さを見る思い。
カタール・アルジャジーラ:世界が餓えているというのにニッポン人は一個1万2千円のメロンを食べている!
NHK衛星放送で中東のアルジャジーラを見ていたら、めずらしいことに日本の報道が出てきた。北海道の夕張メロンが高値で売られている場面とか、日本人は食い過ぎでメタボになったので政府はメタボ社員がいる会社には「罰金」を課すことにしたとか、日本人の食生活について報道していた。結論は「世界で飢餓が発生しているというのにニッポン人は贅沢のし過ぎ、そんな金があるんだったら飢えている国を援助するべきだ」というもの。参ったね。でも一理ある。
アルジャジーラが根本的に間違っているのは、ニッポン人は「実質的」にはとても貧しいと言うことを見逃していること。高いメロンなどのブランド食材を宣伝に惑わされて食っているが、高いメロンでも安いメロンでもメロンはメロン。実質消費量は変わらないので、可処分所得が制度的に目減りしているだけに過ぎない。この他にも無数の異常な値段の食材が存在するから、日本のエンゲル係数は欧米諸国やシンガポールなどの先進国の二倍以上に達しているのである。可哀想にも世界でもっとも搾取されているのはニッポン人消費者なのだ。そんな連中から高い石油代金をぶったくるのは、やめて欲しいと思うよ。
ところで、昨日は土用の丑の日とかで、ウナギが大いに売れたらしい。安い中国産ウナギが姿を消して国産ウナギが高値で売れるようになり生産者は大笑いらしいが、買う方も買う方で、えらく景気が良い。散人なんかは株が下がってすっかり貧乏になったので今年はウナギは食べないことにしたのに、日本の不況なんて何処にいったんだろう? 株が下がったのは日本の既得権集団のごり押しのためだが、おかげで既得権集団が裕福になったのだろうね。
こうなると都市貧民が期待できるのはWTOによる外圧しかないな。幸いニッポンの既得権集団(農水省)は交渉で孤立しつつあるという。頑張れ、諸外国。ニッポンの食い物の値段を下げてくれ!
アルジャジーラが根本的に間違っているのは、ニッポン人は「実質的」にはとても貧しいと言うことを見逃していること。高いメロンなどのブランド食材を宣伝に惑わされて食っているが、高いメロンでも安いメロンでもメロンはメロン。実質消費量は変わらないので、可処分所得が制度的に目減りしているだけに過ぎない。この他にも無数の異常な値段の食材が存在するから、日本のエンゲル係数は欧米諸国やシンガポールなどの先進国の二倍以上に達しているのである。可哀想にも世界でもっとも搾取されているのはニッポン人消費者なのだ。そんな連中から高い石油代金をぶったくるのは、やめて欲しいと思うよ。
ところで、昨日は土用の丑の日とかで、ウナギが大いに売れたらしい。安い中国産ウナギが姿を消して国産ウナギが高値で売れるようになり生産者は大笑いらしいが、買う方も買う方で、えらく景気が良い。散人なんかは株が下がってすっかり貧乏になったので今年はウナギは食べないことにしたのに、日本の不況なんて何処にいったんだろう? 株が下がったのは日本の既得権集団のごり押しのためだが、おかげで既得権集団が裕福になったのだろうね。
こうなると都市貧民が期待できるのはWTOによる外圧しかないな。幸いニッポンの既得権集団(農水省)は交渉で孤立しつつあるという。頑張れ、諸外国。ニッポンの食い物の値段を下げてくれ!
2008年7月24日木曜日
7/24 Today アレクサンドル・デュマが生まれる(1802)
以下、Wikipedia :
デュマのパンテオン入りに際して、ルモンドが印象的な追悼記事(社説)を書いている。本文はもう読めないが拙訳は下のリンク:
L'éditorial du Monde
La France métisse (2002.12.1) 混血のフランス
いろいろ言う人もいるが『巌窟王(モンテクリスト伯)』と『三銃士』は不滅の大傑作。あんな面白い物語はない。アレクサンドル・デュマ(仏:Alexandre Dumas, 1802年7月24日 - 1870年12月5日)は、フランスの小説家。『椿姫』を著した同名の息子と区別するために、「父」を意味する père を付して大デュマ(Dumas, père)とも呼ばれる。
1870年、子供たちに見守られながら息を引き取る。ベストセラーを連発し、莫大な金が流れ込んでいたにもかかわらず、晩年にはそのほとんどを使い果たしており、少量の絵画と家具しか残っていなかったという。
父同様、黒人奴隷の子孫として人種差別を受けたデュマは、政治的には共和主義・自由主義の立場に立ち、社会改革にも取り組んだ。七月革命においては革命軍に参加し、ナポレオン3世の圧制に耐えかねてベルギーに亡命したフランスの知識人を保護したり、ガリバルディのイタリア統一運動を支援したりした。1848年には自身が憲法制定議会議員選挙・同補欠選挙に立候補しているが、これには惨敗。2002年11月30日、彼の進歩的な側面が認められて、パンテオンに祀られた。
なお、美食家としても知られ、『料理大事典』という本も執筆している。
デュマのパンテオン入りに際して、ルモンドが印象的な追悼記事(社説)を書いている。本文はもう読めないが拙訳は下のリンク:
L'éditorial du Monde
La France métisse (2002.12.1) 混血のフランス
2008年7月22日火曜日
<使途不明>総額6億円 職員を告訴へ 徳島の土地改良区(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
あらら:
その「お金」は元はと言えば、都市勤労者(納税者)が払った税金。ぼられている都市貧民たちは、もっと怒らねばならない。
<使途不明>総額6億円 職員を告訴へ 徳島の土地改良区(毎日新聞) - Yahoo!ニュース: "徳島県阿南市の阿南東部土地改良区(横手常悦理事長)は19日、経理担当の女性嘱託職員(60)=17日付で懲戒免職=が、事業資金2929万円を着服していたことを明らかにした。業務上横領容疑で、近く県警阿南署に告訴する。使途不明金は総額6億円で、改良区の調査に「長男に借金があり、返済に使った」と、すべての着服を認めているという。"テレビで見たが、容疑者の農協職員のおばさんは、ごく普通のイナカのおばさん。でも関係者はみんな「豪邸」に住んでいる。事件があった農協関連の事務所もデラックスオフィス。容疑者の「バカ息子」も、遊んでいるうちにあっという間に数億円の借金を作ってしまったという。ニッポンのイナカにはお金が充満しているのだ。
その「お金」は元はと言えば、都市勤労者(納税者)が払った税金。ぼられている都市貧民たちは、もっと怒らねばならない。
7/22 Today 瀬田川の戦い(壬申の乱)……当時の日本史は面白い

7月22日 今日は何の日〜毎日が記念日〜: "672年 壬申の乱・瀬田川の戦い。大海人皇子の軍と弘文天皇(大友皇子)の近江朝廷軍が瀬田川で戦闘。翌日弘文天皇が自害"
反乱軍は琵琶湖東岸を南下し瀬田川の橋を渡ろうとする。朝廷軍は橋の板を落として防戦。太鼓が響き狼煙が上がる中の必死の戦闘。臨場感あふれる日本書紀の記述だ。日本書紀を書いた人は実際にこの戦闘を目撃していたのだろう。壬申の乱は、嫉妬、陰謀、政略、兄弟喧嘩、不倫、革命……このなんでもありのところが面白い。日本史も捨てたものではないのである。
瀬田川という川は結構広くて水量がある。そこにすでに橋が架かっていたとは驚き。7世紀の日本は、政治ばかりでなく土木技術も進歩していたのだ。
2008年7月21日月曜日
20号線沿い甲府盆地はヒューストンみたいになったことや道の駅にはゴミ箱がないことなど……
急にクルマの警告灯が点灯。ブレーキランプが切れたとのこと。顔見知りのガソリンスタンドに寄って頼むとテールランプの外し方が分からないから出来ないという。富士吉田のオートバックスに電話するとOKとのことで出かけたがスタッフは途中でギブアップ。この外車はやったことがないという。県内唯一のディーラがある甲斐市まで山梨県観光をかねてドライブ。いろいろ勉強した。
お勉強したこと:
補足:山中湖周辺のいいアンティークショップ:
里庵
店主(宮本さん)の趣味が良い。日本のものはもちろん、中国、アフリカ、ヨーロッパなどからいいものを安くたくさん集めている。アンティークのいいところは、消費税がかからないこと。今どきのにわかこしらえの地元特産品でぼられて、その上「お上」に税金まで払うのはごめんだ。
お勉強したこと:
- 甲府盆地と郡部(南都留郡)別の気候、別の文化。標高差は1000メートルもないのに山中湖と温度差が10度もある。風土も全く違う。山梨県の地理的文化的一体性はかなり疑問。武田信玄の時代からそうだったらしい。アフリカ諸国の国境線が人為的に決められたことが諸問題を引き起こしているが、ニッポンだってそうじゃないかな。
- 甲府盆地では道路建設の進捗がすさまじい。今年カーナビのデータを最新版に入れ替えたばかりなのに、それにも載っていない新規道路がどんどん出来ている。さすがは建設省出身で「国から県に道路建設用のお金を取ってきます」と公約した知事が当選しただけのことはある。幹線道路沿いの風景はドライブインやレストランののっぽの看板が立ち並び、巨大駐車場を併設したショッピングセンターが軒を並べ、まるでヒューストンのイナカを走っているような錯覚にとらわれた。こういう知事に限って「ニッポンの伝統と文化が大切でグローバリゼーションはケシカラン」とか言うのだけれど、国からぶんどった予算での道路建設の結果が日本の地方の「ヒューストン化」では、情けない。
- 欧州車ディーラーの話では県内ではレクサスが強いらしい。トヨタが富裕層の顧客をバッチリ囲い込んでおり、売れるのはレクサス、その次にベンツかBMWで、アウディは相手にされないとのこと。今月は一台も売れないとぼやいていた。でも地方景気はいいみたい。工業団地沿いの高いファミレス(東京の倍ぐらいの値段)は家族連れでどこも満員。食べるのに苦労した。
- ちなみにテールランプの外し方だが、単純に引っ張ればそのまま抜ける。バカみたい。
- 帰りに鳴沢村を通る。道の駅に立ち寄って休憩し灰皿を掃除しようとすると、ゴミ箱がない! 「ゴミ持ち込み禁止」という看板がある。国土交通省の役人は、「駅」とか「宿場」とか立派な言葉を使うくせに、「駅」というものが旅人に提供する一番基本的なサービスを拒否しているのだ。そのくせバカダカイ地元産品を所狭しと並べて商売気を出している。鳴り物入りで売っている地元の民芸家具とやらの値段に驚倒。100年ものの骨董より高いのだ。「お前らのゴミは持って帰れ。でも、おいらの売るもんには高いカネを払え」というわけ。早々に立ち去って近くのローソンに行きました。コンビニは安くて親切だし、ゴミ箱もある。みんなコンビニに行くのは、むべなるかなである。
補足:山中湖周辺のいいアンティークショップ:
里庵
店主(宮本さん)の趣味が良い。日本のものはもちろん、中国、アフリカ、ヨーロッパなどからいいものを安くたくさん集めている。アンティークのいいところは、消費税がかからないこと。今どきのにわかこしらえの地元特産品でぼられて、その上「お上」に税金まで払うのはごめんだ。
7/21 Today 江藤淳自殺 (1999)……自ら処決して形骸を断ず
遺書全文:
『漱石とその時代』が遺作となった。「なんで?」と誰でも思うのだが、文藝春秋で書いていた闘病記は悲惨だった。奥様のお葬式で信じられないような無理をしたのが原因。真面目すぎると人は折れるのである。
心身の不自由が進み、病苦が堪え難し。去る六月十日、脳梗塞の発作に遭いし以来の江藤淳は、形骸に過ぎず、自ら処決して形骸を断ずる所以なり。乞う、諸君よ、これを諒とせられよ。平成十一年七月二十一日 江藤淳
『漱石とその時代』が遺作となった。「なんで?」と誰でも思うのだが、文藝春秋で書いていた闘病記は悲惨だった。奥様のお葬式で信じられないような無理をしたのが原因。真面目すぎると人は折れるのである。
2008年7月20日日曜日
7/20 Today トップレス水着が禁止に(1964)
連日日本列島大猛暑。こう言うときこそクールビズだが、
「おそるべき君等の乳房夏来る」とは西東三鬼の句。警視庁は怖かったのである。
7月20日 今日は何の日~毎日が記念日~: "1964年 警視庁がトップレス水着の海水浴場などでの着用は軽犯罪法違反と通達"だとさ。
「おそるべき君等の乳房夏来る」とは西東三鬼の句。警視庁は怖かったのである。
2008年7月19日土曜日
NHKニュース:きょう琵琶湖ではワルイ「外来魚」をこどもたちを動員して殺戮する催しが行われたそうだ
こどもたちを動員して釣り上げられたブルーギルやブラックバスが、大きな箱で作った「死体置き場」にまるでゴミのように大量に無造作に積み重ねられていた。目を背けたくなるような光景。
こどもたちを引率してきたエコロおばさんは「こどもたちも喜んでいるし、ワルイ外来魚も殺せたし、一石二鳥です」と嬉々として語っていた。キモチワルイ。
無用の殺生はいけないことだ。きちんと食べるか、食べないのだったらちゃんとリリースしてほしい。こういう当たり前の感覚が、いまのニッポンでは通用しなくなっている。暗澹たる気分になった。
天皇陛下がこの映像を見られたら、きっと心を痛められると思う。陛下のお気持ちは、それをはっきり述べられているが、以下のものだ:
「永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物は,皆かけがえのない存在です」(天皇陛下)
思いこみが強い似非エコロの「民族浄化主義者」は、少しは反省するといい。こどもにジェノサイド教育をするのはやめて欲しい。
こどもたちを引率してきたエコロおばさんは「こどもたちも喜んでいるし、ワルイ外来魚も殺せたし、一石二鳥です」と嬉々として語っていた。キモチワルイ。
無用の殺生はいけないことだ。きちんと食べるか、食べないのだったらちゃんとリリースしてほしい。こういう当たり前の感覚が、いまのニッポンでは通用しなくなっている。暗澹たる気分になった。
天皇陛下がこの映像を見られたら、きっと心を痛められると思う。陛下のお気持ちは、それをはっきり述べられているが、以下のものだ:
「永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物は,皆かけがえのない存在です」(天皇陛下)
思いこみが強い似非エコロの「民族浄化主義者」は、少しは反省するといい。こどもにジェノサイド教育をするのはやめて欲しい。
7/19 Today ローマの大火 (64.7.19)
ローマの大火災。キリスト教徒が放火したと噂が立ち迫害が始まる。実際は皇帝ネロが放火させたとの話もある。
何か事件が起こると犯人探しに躍起となるのは今も昔も変わらない。背景には人間社会というものはもともとは理性的でその性や善という思いこみがある。だからヘンなことは本来起こるはずはなく、とんでもないことが起こると、誰かの陰謀だとか、社会が悪いとか、誰それの政策ががおかしかったからこうなったとか、犯人捜しに躍起になる。
人間というものはもともと不完全で邪悪なものだ。そういう連中が集団で安全に暮らしていけることの方が、信じられないぐらいに幸せなことなのであるが、そういう風には人は考えない。経済だってそう。みんなが「継続的に」豊かになるという現象だって、別に神様がそう決めたわけでもない。歴史ではみんなが継続的に貧しくなっていく局面もあるのである。陰謀でもなんでもない。みんながより質素に、より合理的に、より長時間働けばいいだけのこと(俺だけは怠けて贅沢したいという連中がいるのが問題だ)。
「災難に逢うときには遭った方がいい」とは良寛の言。非合理的な制度を改革するいい機会だ(そういう非合理的なものを許容するだけの余裕がなくなるから)。「陰謀説」で舞い上がるより、よほどいい。
ローマ大火 - Wikipedia: "チルコ・マッシモから起こった火災は市内のほとんどを焼き尽くし多くの被災者と死傷者を出した。ネロはこの火災に対して真剣に対処したが市民の間ではネロの命によって放火されたとの説が流れた。こうした風評に対してネロは当時の新興宗教であったキリスト教の信徒を放火犯として処刑した。この処刑がローマ帝国による最初のキリスト教の弾圧とされ、キリスト教世界におけるネロのイメージに大きな影響を与えたが、タキトゥスらローマの歴史家はローマ伝統の多神教を否定するキリスト教に対して嫌悪感を抱いており、ネロの弾圧そのものは非難しながらもその原因をキリスト教とその信徒に求めている。こうしたキリスト教徒への迫害にもかかわらず、ネロがローマ復興の際に広大な黄金宮殿(ドムス・アウレア)の建造を行なったため新宮殿の用地確保のために放火したという噂は消えることはなかった。"単なる失火だったのかも知れないのに、この手の「陰謀」説は、なぜかすぐ人に信じられてしまう。
何か事件が起こると犯人探しに躍起となるのは今も昔も変わらない。背景には人間社会というものはもともとは理性的でその性や善という思いこみがある。だからヘンなことは本来起こるはずはなく、とんでもないことが起こると、誰かの陰謀だとか、社会が悪いとか、誰それの政策ががおかしかったからこうなったとか、犯人捜しに躍起になる。
人間というものはもともと不完全で邪悪なものだ。そういう連中が集団で安全に暮らしていけることの方が、信じられないぐらいに幸せなことなのであるが、そういう風には人は考えない。経済だってそう。みんなが「継続的に」豊かになるという現象だって、別に神様がそう決めたわけでもない。歴史ではみんなが継続的に貧しくなっていく局面もあるのである。陰謀でもなんでもない。みんながより質素に、より合理的に、より長時間働けばいいだけのこと(俺だけは怠けて贅沢したいという連中がいるのが問題だ)。
「災難に逢うときには遭った方がいい」とは良寛の言。非合理的な制度を改革するいい機会だ(そういう非合理的なものを許容するだけの余裕がなくなるから)。「陰謀説」で舞い上がるより、よほどいい。
2008年7月18日金曜日
漁船からガソリン盗難が相次ぐ(社会) ― スポニチ ……そもそもなんで「道路特定財源」に?
漁協の「ゼネスト」には怒りを感ずるが、そもそもガソリンの値段も高すぎる:
漁船は重油で動くと思ったら大間違いで、小型漁船や船外機は全部ガソリンで動く。おいらのバスボートは一人前にハイオクじゃないといけないし一時間で約20リットル必要。船舶は自動車とは違いエンジンを止めるとすぐ止まるから燃費が悪いのである。「道路」なんかひとつも使わないのに道路特定財源を負担するのは理屈に合わない。
ニッポンにはいろいろおかしなことが多い。
休漁狙われた?漁船からガソリン盗難(社会) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース同市内では2月以降、被害届が出ていないものも含めて計10隻からガソリンなどが盗まれており、笠岡署にはプレジャーボートも含めて5件5隻の被害届が出されている。同漁協によると、周辺のガソリン価格はレギュラーで1リットル182円ほど。「被害額は少ないが、はらわたが煮えくりかえる。漁で利益も出ないし踏んだり蹴ったりだ」と経営環境の悪化に苦しめられる漁業者を狙った犯行に怒りを隠さない。漁船やプレジャーボート用のガソリンになんで「道路特定財源」用の税金を賦課しなければならないのだ?
漁船は重油で動くと思ったら大間違いで、小型漁船や船外機は全部ガソリンで動く。おいらのバスボートは一人前にハイオクじゃないといけないし一時間で約20リットル必要。船舶は自動車とは違いエンジンを止めるとすぐ止まるから燃費が悪いのである。「道路」なんかひとつも使わないのに道路特定財源を負担するのは理屈に合わない。
ニッポンにはいろいろおかしなことが多い。
東京新聞:日本米が大量の売れ残り 中国、高価で消費者敬遠:経済(TOKYO Web)
東京新聞:日本米が大量の売れ残り 中国、高価で消費者敬遠:経済(TOKYO Web)【上海17日共同】日中両国政府の合意に基づき日本が中国に輸出したコメのうち、追加輸出分の約3割が売れ残っていることが17日、明らかになった。あらら、日本の都市貧民からではなく、アホな中国人のお金持ちからぼったくるという農水省の輸出戦略はとてもグッドアイディアだと思っていたのに、残念。
輸出された日本のブランド米の価格が中国産の数十倍もするため、消費者が敬遠したとみられる。富裕層を中心に日本米の需要をつくり出し、年間コメ消費量1億3000万トンとされる巨大市場への進出を目指した日本の輸出戦略は早くも見直しを迫られそうだ。
日本の農業は松下幸之助の「水道哲学」をもう一度噛みしめるべきである。安くていい品物をふんだんに供給すること、これこそが産業の使命であり、商売の原点である。
2008年7月16日水曜日
BS朝日 - BBC地球伝説 ボルネオ島……人と虫は共存できない定め
エコロ科学者たちは頑張っていたけれど、とてもあんなところは人が住める環境ではない。虫だらけ。文明がジャングルには生まれなかったのには、理由があるのである。BS朝日 - BBC地球伝説: "東南アジアに浮かぶ巨大な島、ボルネオ島。切り立った山々と、うっそうと茂る熱帯雨林に覆われ、珍しい生き物がたくさん住むこの島を、個性派ぞろいの研究者チームが探検する3回シリーズ。 人間が未だ足を踏み入れたことのない場所も多く残るこの神秘の島で、メンバーは持ち前の専門知識とハイテク機器、そしてガッツと体力でそれぞれの挑戦に挑んでいく。"
虫だらけの環境はまさにおぞましい。おいらは、現役時代、真面目に仕事をしていたから、アフリカのサハラ砂漠やボルネオのジャングル(バリクパパン)にも行ったことがある(そんなところが仕事場だったのだね)。自分の経験から断言できる。砂漠の方が、ジャングルよりよほど健康的である。
その証拠に、世界の文明は例外なしに砂漠などの乾燥地帯で生まれた(ユカタン半島のマヤ文明はジャングル文明みたいだが、あそこの地質は水を溜めないのでいわゆる湿地帯ジャングルではない)。ヨーロッパの文明も、ローマ時代以来、延々と森林を伐採して、土地を乾燥化させたことから始まった。現存する森林は太古からの森林とはほど遠いものなのである。
ニッポンの森林を理想化するエコロ都市住民が多いが、ヤマヒルやブヨなどのことを知った上でのことだろうか。「風の谷のナウシカ」の老婆が言ったように「人とムシとは共に住めない定め」なのである。それを忘れて、ジャングルとか森林などの「昔からの暮らし」を理想化する政治的エコロにミスリードされないよう、注意しなければならない。
『機関銃の社会史』(ジョン・エリス)……組織論の教科書?
おかげで歩兵密集戦法がそのまま第一次大戦まで温存され、何十万人の兵士が「屠殺」されることとなった。大将がアホだと、兵隊さんがたくさん死ぬのである。
アメリカのカスター将軍も支給されていた機関銃を持って行かなかった。おかげで第七騎兵隊は全滅してしまったという。アホな将軍はヨーロッパだけにいたわけでもなかったのだ。
ある意味では、現在の「大量破壊兵器」と同じである。機関銃も最初は「最終兵器」として恐れられたが、次第に対処の仕方が研究され、敵が機関銃を持っていてもこわくないようになった。核兵器も同じで、闇雲の「フェアじゃない」などといって存在自体を否定していると、いつまで経っても「最終兵器」のままで、持っているものだけが得をすることになる。
組織論として読んでも面白い。平和時の軍隊ほど、組織と意識が硬直してしまうのである。規制に守られた既得権集団と全く同じ。特にニッポンの農業なんか「歩兵密集戦法」の最たるもの。
山中湖バス釣り:「一日一本」で「一日一善」
最近は一日一本。つまり一匹釣ったらそれでお仕舞いにしている。日中は結構暑いし、長時間釣りをやると疲れるのでこの程度がいい。バスボートで出撃前に桟橋で小手調べをするのだが、たいてい桟橋で一匹目が釣れてしまう。そうすればボートを出さないのでガソリン代の節約にもなる。貴重な山中湖のバスを余分に疲れさせることもない。一石四鳥ぐらいの「一日一善」。
ボートは桟橋に繋ぎっぱなし。バスボートは自動排水型のコクピットではないので(コックピットの床は水面より低い)時々ポンプでビルジを抜く必要があるが、特に問題はない。ボートカバーは陸置き前提のデザインなのでちょっと懸けづらいが。
昼飯時、桟橋の下に涼みに来ていたバスを釣った。かなりすれており、ショートバイト三回。グラブの色を変えて四回目に釣り上げた。元気で大きかった。粘り勝ち。
ボートは桟橋に繋ぎっぱなし。バスボートは自動排水型のコクピットではないので(コックピットの床は水面より低い)時々ポンプでビルジを抜く必要があるが、特に問題はない。ボートカバーは陸置き前提のデザインなのでちょっと懸けづらいが。
昼飯時、桟橋の下に涼みに来ていたバスを釣った。かなりすれており、ショートバイト三回。グラブの色を変えて四回目に釣り上げた。元気で大きかった。粘り勝ち。
2008年7月15日火曜日
asahi.com:「バカ市長」は名誉棄損、彦根市長の勝訴確定 最高裁 - 社会
asahi.com(朝日新聞社):「バカ市長」は名誉棄損、彦根市長の勝訴確定 最高裁 - 社会: "飲酒運転をした職員の処分に対する発言をめぐり、「バカ市長」と題した週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、滋賀県彦根市の獅山向洋(ししやま・こうよう)市長が発行元の新潮社(東京)に慰謝料など2200万円の賠償を求めた訴訟で、最高裁第三小法廷(藤田宙靖裁判長)は15日、新潮社側の上告を棄却する決定をした。"「バカ」を「バカ」と呼ぶと(その真偽に拘わらず)名誉毀損となるのです。ホントのことを言われると、人は傷つくから。
おいらなんか、いつも言われてる。裁判に持ち込めばいくらでもお金を取れるな〜。
ピカチュウの肖像画
New Yorker : オバマはモスレムでテロリスト?

共和党にはこの類のネガティブキャンペーンしか残っていないのだが、意外と白人の貧乏人とヒスパニックには効果的らしい。彼らは「おいらが二番目のはずだったんじゃなかったの?」という気持ちがあったのに、それが踏みにじられたと言うことで、わだかまりが強いのである。
これが功を奏して70歳を超える爺さんが大統領に選ばれるようなら、米国は所詮その程度の国と言うことだろう。いや「人類」は所詮その程度の動物と言うことなのかも知れない。
蛇足:この「二番目意識」というのは、ニッポンのウヨにも見られる。しかしそういう意識は、常に「おいらこそがアメリカ様の一番の子分だ、それを差し置いておいらより劣等なヤツとアメリカ様が仲良くなってしまうのは許せない〜」という腸捻転的コンプレックスに陥って裏切られるのは歴史が示しているとおり。「二番目」にこだわる人間は常に「序列」が好きだが、一番のものにとっては二番目以下はすべて同じようなもんだということを忘れているのである。
7/15 Today 「お中元」の日……「虚礼廃止」はどうなった?
中元とは三元(上元、中元、下元)の真ん中。無事半年生きながらえてよかったねとするお祝い事:
世間の一部では未だにやっているらしい。「虚礼廃止」はどうなった。
気に入らないのは「目上の人」に贈り物をするということ。まるで「上納金」ではないか。そもそも逆であるべきだが、いや貰った目上の人は悪いようにはしないから結果的には「上納金」にはならないのだというのなら、それは贈賄と同じこと。
食べ物ならそんなにどぎつくないというので、高価な「ブランド産品」がお中元に多用される。名前ばかりの値段さえ高ければいいと言う産品が世にあふれ、これがまたニッポンの農業を歪めている。
三元 - Wikipedia: "中元 旧暦7月15日。半年間無事に暮らせたことを祝い、祖先の霊を供養する日。元々道教では、中元は人間贖罪の日として、一日中火を焚いて神を祝う風習があった。これが日本に伝わると盂蘭盆の行事と習合し、祖先の霊を供養し、両親に食べ物を送るようになった。この習慣が、目上の人、お世話になった人等に贈り物をする「お中元」に変化した。"
世間の一部では未だにやっているらしい。「虚礼廃止」はどうなった。
気に入らないのは「目上の人」に贈り物をするということ。まるで「上納金」ではないか。そもそも逆であるべきだが、いや貰った目上の人は悪いようにはしないから結果的には「上納金」にはならないのだというのなら、それは贈賄と同じこと。
食べ物ならそんなにどぎつくないというので、高価な「ブランド産品」がお中元に多用される。名前ばかりの値段さえ高ければいいと言う産品が世にあふれ、これがまたニッポンの農業を歪めている。
朝日社説 竹島問題—日韓は負の連鎖を防げ : asahi.com(朝日新聞社):社説 - finalventの日記
朝日社説 竹島問題—日韓は負の連鎖を防げ : asahi.com(朝日新聞社):社説 - finalventの日記: "日本のナショナリズムは問題にする人たちは、中韓のナショナリズムはあまり問題にしてない気がするが、同じ問題でしょ。"
そうです、同じ問題。だからこそ「先進国」として恥ずかしいのです。
領有権の問題じゃ、イギリスなんかフランスの国土の半分は「正当に」請求できる資格がある。しかしイギリスは19世紀後半からそんなことにはすっかり興味をなくしてしまった。他にもっとおいしい土地がいくらもあったからでもあるが、基本的にオトナだったから。
竹島を実質支配しながら、いまだに被害者ぶってキャーキャー言っている韓国民はカッコワルイ。また今頃になって教科書に竹島を書き入れ国民のナショナリズムを扇動し支持率アップを図るニッポン政府も、同じようにカッコワルイ。
2008年7月14日月曜日
科学がテーマの「iPhone」アプリケーション22選[WIRED VISION] モバイル-最新ニュース:IT-PLUS
いろいろあるけれど、とりあえずこれが便利そう:
ごてごてと機能が満載の「ケータイ」には全く興味が湧かなかったけれど、iPhone なら買ってもいいかな。
あと Safari が付いてるから、屋外で使う植物図鑑や野鳥図鑑として活用できそう。
科学がテーマの「iPhone」アプリケーション22選 [WIRED VISION] モバイル-最新ニュース:IT-PLUS: " 『Uranus』:GPSを利用したアプリケーションで、地球上のどこにいても、そこから見える夜空を案内してくれる。(iPhone 2.0用、9.99ドル)"これこそパソコンじゃ意味がない iPhone ならではのソフト。星を見るのは屋外と決まっているから。
ごてごてと機能が満載の「ケータイ」には全く興味が湧かなかったけれど、iPhone なら買ってもいいかな。
あと Safari が付いてるから、屋外で使う植物図鑑や野鳥図鑑として活用できそう。
NIKKEI NET(日経ネット):米住宅公社支援、必要なら資本注入 財務省とFRBが緊急声明
これで「底打ち」となるかな:
問題は日本市場。ニッポンだけ取り残される可能性もある。世界で唯一瀕死の状態で生き残っている古くさい「社会主義国家」だから、仕方がないか。「憎まれてながらへる人冬の蠅」(晋子)
NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-各分野の重要ニュースを掲載: "【ワシントン=米山雄介】米財務省と米連邦準備理事会(FRB)は13日夕、経営が悪化している米住宅金融専門会社、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の支援に向けた緊急声明を発表した。必要に応じて公的資金による資本増強を検討するほか、FRBが両社の資金繰りを全面的に支援する。金融危機回避に向け、政府・中央銀行として両社の救済に乗り出す姿勢を明確にした。 (07:49)"
問題は日本市場。ニッポンだけ取り残される可能性もある。世界で唯一瀕死の状態で生き残っている古くさい「社会主義国家」だから、仕方がないか。「憎まれてながらへる人冬の蠅」(晋子)
7/14 Today パリ祭(フランス革命記念日)
パリ祭というのは、川喜多長政氏の発案だった:
モネの絵を入れてみる:

パリ祭 - Wikipedia: "パリ祭(ぱりさい)は、フランスで7月14日に設けられている国民の休日(Fête Nationale)。1789年同日に発生しフランス革命の発端となったバスチーユ監獄襲撃および、この事件の一周年を記念して翌年1790年におこなわれた建国記念日(Fête de la Fédération)が起源となっている。
なお、フランスでは単に「Quatorze Juillet(7月14日)」と呼ばれ、「パリ祭」は日本だけの呼び名である。これは、映画『QUATORZE JUILLET』が邦題『巴里祭』として公開されヒットしたためで、邦題の考案者は川喜多長政である。"
モネの絵を入れてみる:
2008年7月13日日曜日
映画「地下水道」の最終場面は私の社会主義体制への抗議だった……ワイダ監督
とてもびっくりした。映画「地下水道」は50年前に見た映画だが、いまでも多くの画面を鮮明に記憶している。ウンコだらけの下水道を美しい女性と泳ぐシーンとか、不安定な足場の上に立って爆薬の信管を食い切るシーンとか。最終場面は、もちろん、下水道から脱出したと思ったらそこに鉄格子があったという悲劇的な映像。いままでこのシーンの本当の意味を理解できないで生きてきた。
おいらが小さかった頃のニッポンは、サヨ・インテリの支配下にあった。社会主義の悪口なんかは、もってのほかだったのであろう。誰もこのシーンのホントの意味を教えてくれなかったのである。
時代は変わって、いまや日本にはウヨ「ニッポンイズム」が支配的思想。だれも「ニッポン」の悪口なんかは口にしない。それがポリティカリー・コレクト。おかげでみんなが「ニッポンイズム」の自己満足的な盆踊りを踊り狂っているように見える。
そのおかげで、散人が小さかったときのように、いまのニッポンの若者は多くの「真実」を見落としているのではないか。何十年も経ってからはじめて気がついても、遅いのである。年寄りの忠告は、聞いておいて損はない。
番組: ハイビジョン特集 (NHKデジタル衛星ハイビジョン 2008-07-13 19:00): "S]ハイビジョン特集「映画監督アンジェイ・ワイダ・祖国ポーランドを撮り続けた男」最新作“カティン”への道のり▽祖国ポーランドの現代史を描く苦闘"ナチスから解放されたと思ったら、ソヴィエットの圧政が待っていたという意味だという。監督自身が語ったのだからホントだろう。そんなこと「習わなかった」な〜。
おいらが小さかった頃のニッポンは、サヨ・インテリの支配下にあった。社会主義の悪口なんかは、もってのほかだったのであろう。誰もこのシーンのホントの意味を教えてくれなかったのである。
時代は変わって、いまや日本にはウヨ「ニッポンイズム」が支配的思想。だれも「ニッポン」の悪口なんかは口にしない。それがポリティカリー・コレクト。おかげでみんなが「ニッポンイズム」の自己満足的な盆踊りを踊り狂っているように見える。
そのおかげで、散人が小さかったときのように、いまのニッポンの若者は多くの「真実」を見落としているのではないか。何十年も経ってからはじめて気がついても、遅いのである。年寄りの忠告は、聞いておいて損はない。
Blogger に「脚注」を入れる方法
はてなのブログを見ると「脚注」が入っているのがあった。おいらのブログに脚注なんてしゃれたもんは必要ないが、出来ないのはしゃくに障るので、調べてみた。簡単にできるらしい:
さっそく試してみる。それにしても、英語が分かりにくい。タグは表示されないので全角に直してある。
ちゃんと表示された。説明文通りやると脚注部分に番号が表示されないので、<a name~~>の後に自分で番号を入れること。ちょっくらアカデミックな気分になるよ。
How to Make Footnotes in Blogger? ~ Tips for BloggersIn the New Blogger every post is actually an independant page by default. You can also put Footnotes in your post using HTML1 tags.
Have a look at the number '1' following the word 'HTML' in the previous line. It is placed above the line using the superscript tag like this :
<sup>1</sup>
Type the above code in Edit Html tab of Post Editor when creating your post and you will get the letters enclosed ( in this case - the number '1' ) above your line.
When the reader comes across such a superscript when reading a book he automatically looks at the bottom of the page for details on 'HTML'. In a web page this is done by converting '1' into an anchor link2 pointing to the foot of the page. To do this we use this code :
<a href='#HTML'>1</a>
Now the number is converted into a link. The full code is :
<a href='#HTML'><sup>1</sup></a>
The Last step is to provide a target for the link so that when the viewer clicks on '1' the page rolls down immediately to the Footnote at the bottom. At the bottom of your post type
<a name='HTML'>HTML</a>
Check this out by clicking on '1' at the top and the page will roll down immediately to the explanation at the bottom.
1 HTML : Hypertext Markup Language.
2 anchor link : A link which jumps directly to a specific point on a page, instead of letting the user scroll around to find what he/she is looking for.
さっそく試してみる。それにしても、英語が分かりにくい。タグは表示されないので全角に直してある。
ちゃんと表示された。説明文通りやると脚注部分に番号が表示されないので、<a name~~>の後に自分で番号を入れること。ちょっくらアカデミックな気分になるよ。
ケインズは株式投資で大損をするどころか大儲けをしていた!
日経ヴェリタスの今週号で井手正介という人が書いている。ケインズは卓越した経済学者であったにも拘わらず株で大損したと言われており、散人もそれを信じていたが、「長期的」には株で大儲けをしたらしい。成績表が掲載されている↓:

イギリス市場平均のパフォーマンスと比べるといかにケインズがすごかったかが分かる。
「ケインズですら株で損をしたのだからおいらが損をしても仕方がないな〜」とか思っている凡人は(おいらも含め)、真剣に反省するべきなのである。もっと腹を立てて、誰が株価を暴落させたのか、その犯人を見つけ、徹底的にやっつけるべきなのだ。
もっともケインズの好パフォーマンスはあくまでも「長期的に見れば」と言うこと。同じケインズが言っているように「長期的に見ればわれわれは全員死ぬのである」から、割り引いて考えないといけない。ヨイヨイになってからお金を貰っても仕方がないのである。
蛇足:日経ヴェリタスの購読システムはなかなかよくできている。契約すれば、家に配達してくれる紙の新聞とは別に、オンラインでも全文PDFで読むことが出来る。旅行なんかするとき便利。日経新聞もこのシステムを採用するべきだと思う。

イギリス市場平均のパフォーマンスと比べるといかにケインズがすごかったかが分かる。
「ケインズですら株で損をしたのだからおいらが損をしても仕方がないな〜」とか思っている凡人は(おいらも含め)、真剣に反省するべきなのである。もっと腹を立てて、誰が株価を暴落させたのか、その犯人を見つけ、徹底的にやっつけるべきなのだ。
もっともケインズの好パフォーマンスはあくまでも「長期的に見れば」と言うこと。同じケインズが言っているように「長期的に見ればわれわれは全員死ぬのである」から、割り引いて考えないといけない。ヨイヨイになってからお金を貰っても仕方がないのである。
蛇足:日経ヴェリタスの購読システムはなかなかよくできている。契約すれば、家に配達してくれる紙の新聞とは別に、オンラインでも全文PDFで読むことが出来る。旅行なんかするとき便利。日経新聞もこのシステムを採用するべきだと思う。
「はてブの非表示ユーザーを共有しようぜ」に見るムラ社会文化
こいつは朝から驚きのニュース。「はてなブックマーク」というサービスがあるのだが(ソーシャルブックマークというらしい、自分のブックマークを公開してコメントを付けあったして遊ぶシステムと理解しているが)その中で「このユーザーのブックマークを非表示するやり方がある、みんな一緒にやろう」という呼びかけが出ていた。これ:
人間は自分と違う価値観は絶対に受け入れないようにしようという強い本能を持った動物である。これは仕方がない。すべての人間は偏見の捕らわれものなのであるから。偏見はないほうが望ましいが、そうかと言って強制するわけにも行かない。
だから自分が読みたくないコメントは自分で読まないようにするか(または自分が読めないように設定するか)すればいいだけのこと。賢いやり方だとは思わないが、一応その気持ちも理解できないことはない。
問題は、それをみんなでやろうと呼びかけることだ。これは「村八分の呼びかけ」に他ならない。キモチワルイ。
これに限らず最近のニッポン社会ではこういうことが多い。東北のさる地域紙が農業を取り巻く問題についての特集を組んだら農家の間でその地方紙の不買運動が広がっているという。理由は「農家の尊厳を損ねた」と言うことらしいが、いやなものはみんなでよってたかって潰そうとする風土がいやらしい。これ:
「空気を読む」という風潮も、これと同じ感じで、とてもキモチワルイ。
はてブの非表示ユーザーを共有しようぜニッポンのムラ社会文化を見るようで、胸が悪くなった。
人間は自分と違う価値観は絶対に受け入れないようにしようという強い本能を持った動物である。これは仕方がない。すべての人間は偏見の捕らわれものなのであるから。偏見はないほうが望ましいが、そうかと言って強制するわけにも行かない。
だから自分が読みたくないコメントは自分で読まないようにするか(または自分が読めないように設定するか)すればいいだけのこと。賢いやり方だとは思わないが、一応その気持ちも理解できないことはない。
問題は、それをみんなでやろうと呼びかけることだ。これは「村八分の呼びかけ」に他ならない。キモチワルイ。
これに限らず最近のニッポン社会ではこういうことが多い。東北のさる地域紙が農業を取り巻く問題についての特集を組んだら農家の間でその地方紙の不買運動が広がっているという。理由は「農家の尊厳を損ねた」と言うことらしいが、いやなものはみんなでよってたかって潰そうとする風土がいやらしい。これ:
ブロック紙、購買拒否が続いていると言うが本当か?原因は農家の尊厳を損ねたこと
「空気を読む」という風潮も、これと同じ感じで、とてもキモチワルイ。
7/13 Today ジュリアス・シーザー生まれる (BC100)

そもそも敷地の中に住宅を建てて周りを庭にするというのは都市住宅ではない。都市における住宅とは敷地外周を壁で囲い隣の壁と密着させ内側に中庭をとるのが基本。でも建築基準法(消防法?)ではそれは許されない。多分明治以降、東京を征服した薩長の地方基準を東京にも押しつけたのが理由だろう。そのため都市の中に矮小なイナカ式住宅が林立することとなり東京の都市景観は著しく醜いものとなってしまった。西新宿にしても高層ビルの間隔が空きすぎで、間抜けて見える。イナカモンが天下を取るとこういうことになる。
シーザーと言えば『ガリア戦記』。一読おすすめ。
2008年7月12日土曜日
7/12 Today 源頼朝、鎌倉幕府を創設 (1192)

頼朝はどんな顔をしていたのか? 上の写真は「伝頼朝像」であるが、どうも頼朝ではなく足利直義 とする説が定説化している。実際の頼朝は小太りの男だったらしい。
いずれにせよ、この肖像画は立派なもの。対象をありがままに描く鎌倉リアリズムの傑作である。「美しい国」とかいって、自分の信じたいことだけを信じるのことは、ボクちゃんが自分だけでやっている分は勝手だが、他人にそれを強制しようというのは甚だ迷惑。平成にニッポンにも「リアリズム」が必要だ。
2008年7月11日金曜日
『寝ながら学べる構造主義』(内田樹)……ほんとに寝ながら読んで分かってしまった!
この何十年、何度となく難しい構造主義を理解しようと試みたことがあるけれど、その度に挫折してきた。ところがこの新書版の本を読んで、実に分かってしまったのだ! 構造主義ばかりじゃなく、マルクスもフロイトもニーチェもサルトルも「な〜んだ、そんなことだったのか」なのである。
内田樹先生に騙されているのか? それもまた結構だと思う。大筋のところで間違いはないだろう。
いままでのエライ先生達は、話を難しくしすぎ。きっと自分でも分かってなかったんじゃないか(分からないから難しい説明しかできない)。こういう本が出版されるような世の中に住むことが出来て、いまの若い人はとても得をしていると思う。
寝ながら学べる構造主義 (文春新書) 内田 樹 文藝春秋 2002-06 売り上げランキング : 1041 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内田樹先生に騙されているのか? それもまた結構だと思う。大筋のところで間違いはないだろう。
いままでのエライ先生達は、話を難しくしすぎ。きっと自分でも分かってなかったんじゃないか(分からないから難しい説明しかできない)。こういう本が出版されるような世の中に住むことが出来て、いまの若い人はとても得をしていると思う。
山中湖バス釣り:30分で4本!
ようやく天気がよくなってきたので釣り場に降りる。ボートを出そうかと思ったが、バッテリーのレベルが低い。持って帰って時間を掛けて充電することにして、ボートではなく桟橋釣りに。これがよかった。バカ釣れ。
もとより遊びの桟橋釣りのつもりだったから、ライトリグに4インチグラブのスプリットショット。そうっとフォールさせると食いつく。二度ほどバラしてしまったが、食いついても一瞬我慢してからやおら強くフッキングさせる方法にかえるとうまく行った。後は桟橋の中に潜り込もうとするのをそうはさせじと強引に巻くだけ。入れ食いで4本連続。30センチ程度。これで十分なので止めにした。
バスボートなんかで遠出しなくても、敵は「眼下」にいたのであった。
もとより遊びの桟橋釣りのつもりだったから、ライトリグに4インチグラブのスプリットショット。そうっとフォールさせると食いつく。二度ほどバラしてしまったが、食いついても一瞬我慢してからやおら強くフッキングさせる方法にかえるとうまく行った。後は桟橋の中に潜り込もうとするのをそうはさせじと強引に巻くだけ。入れ食いで4本連続。30センチ程度。これで十分なので止めにした。
バスボートなんかで遠出しなくても、敵は「眼下」にいたのであった。
7/11 Today 真珠記念日……御木本真珠成功の秘密
昔の人は偉かった:
御木本が世界的な成功を収めた理由は、それまで天文学的に高かった天然真珠より遙かに安い価格で均一な品質の真珠を大量に供給したかことにある。以来、真珠と絹はニッポンの戦略的輸出産業として日本経済を牽引することになる。それに引き替え……
それに引き替え、値段さえ高く付いておればいいものだと騙される「ヴィトン族」相手に、ブランドだと称して高く売り付ける商売しかやらない昨今のニッポンの農林水産業の営業戦略は、まことに情けない。御木本のように「いいものを、安く、たくさん」作ることこそ商売の原点ではなかったか。だからニッポンの食料自給率も低下の一途をたどることになってしまったのである。
7月11日 今日は何の日〜毎日が記念日〜: "真珠記念日 1893(明治26)年、三重県鳥羽町の御木本幸吉夫妻が、初めて真珠の養殖に成功した。養殖場を始めてから3年目で、半円形ながら5粒の養殖真珠が収穫された。円形の真珠は1906(明治39)年に完成した。"
御木本が世界的な成功を収めた理由は、それまで天文学的に高かった天然真珠より遙かに安い価格で均一な品質の真珠を大量に供給したかことにある。以来、真珠と絹はニッポンの戦略的輸出産業として日本経済を牽引することになる。それに引き替え……
それに引き替え、値段さえ高く付いておればいいものだと騙される「ヴィトン族」相手に、ブランドだと称して高く売り付ける商売しかやらない昨今のニッポンの農林水産業の営業戦略は、まことに情けない。御木本のように「いいものを、安く、たくさん」作ることこそ商売の原点ではなかったか。だからニッポンの食料自給率も低下の一途をたどることになってしまったのである。
2008年7月10日木曜日
「食の安全・安心ブランド調査2008」外食1位は「モスバーガー」、上昇率1位は「吉野家」 - TOPICS - 日経レストラン ONLINE
意外な結果だと思う。ニッポン人も捨てたものではない。消費者は賢いのだ:
外食チェーンは、独自の食材調達ルートを持っているから、下手な「良心的」なお店よりも安心と言うことか。ドトールやマクドも健闘している。以下順位表:

吉野家やマクドは、都市貧乏人の強い味方。ノーソン利権集団のテロやイジメにめげず頑張れ!
「食の安全・安心ブランド調査2008」外食1位は「モスバーガー」、上昇率1位は「吉野家」 - TOPICS - 日経レストラン ONLINE: "最も上昇率が高かったのが、「吉野家」。上昇に結びついたのが「トラブル時対応に優れる」という項目での飛躍。牛丼24時間提供再開など、BSE問題を一つひとつ解決していく様子が評価されたようだ。特に女性の理解が進んできている(この記事は「日経レストラン」2008年6月号のコラム「食の安心・安全」を転載したものです)。"
外食チェーンは、独自の食材調達ルートを持っているから、下手な「良心的」なお店よりも安心と言うことか。ドトールやマクドも健闘している。以下順位表:

吉野家やマクドは、都市貧乏人の強い味方。ノーソン利権集団のテロやイジメにめげず頑張れ!
.Mac が止まっている!
Apple - Support - Discussions - I Guess It Changed? ...: "MobileMe Launch
7/9/2008, 8pm-2am PT
As part of the MobileMe launch, www.mac.com will be taken offline at 8pm PT on Wednesday, July 9th.
Members will be unable to access www.mac.com or any .Mac services during this time with the exception of .Mac Mail accessed via a desktop application, iPhone, or iPod touch.
MobileMe will be available as soon as possible during this maintenance window."
いきなりだから、こまるな〜。Blogger にして、よかった。
2am PT までとは東京時間の午後6時までか。
それにしても、MobileMe ってなんだ。
7/10 Today 「納豆の日」だそうで
納豆嫌いな人に無理やり納豆を食わせようとして設定されたらしい:
というのも、ニッポンでは「納豆が嫌い」というと、あたかも非国民を見かけたかのように「どうして」と詰問されるから。ここに書いた:
今日、納豆が好きな人は納豆をお食べ下さい。嫌いな人は食べなくてもいい。これは普通の食品についてもそう。おいらは安くて自然な輸入食材が好きだが、お上やエコロおばさんは「あんなものは毒入りで危険だ」として高関税や輸入禁止措置で締め出し、おいらに食べさせてくれない。困ったものである。
納豆 - Wikipedia: "7月10日が「納豆の日」の日とされている。これは1981年、関西での納豆消費拡大のため、関西納豆工業協同組合が7・10の語呂合わせで制定したもの。"おいらは関西生まれだけれど、納豆は食う。でも、ちょっと恥ずかしげに。間違っても「これがグローバルスタンダードだ」なぞとは主張しない。こういう謙虚さが大切だ。
というのも、ニッポンでは「納豆が嫌い」というと、あたかも非国民を見かけたかのように「どうして」と詰問されるから。ここに書いた:
「納豆が嫌いだというと“どうして?”と詰問される」(糸山秋子): "今晩の日経「プロムナード」コ ラムで作家の糸山秋子さんが(この人の姓の字がでない。糸が二つ並んでいる漢字)。群馬の人なのに納豆が嫌いだそうだ。それを言うと、皆から「どうし て?」と理由を求められ、責められるらしい。お気の毒。好き嫌いに理由なんかないのだ。でも、今度の食育基本法はそんなワガママを許さないようだ。"
今日、納豆が好きな人は納豆をお食べ下さい。嫌いな人は食べなくてもいい。これは普通の食品についてもそう。おいらは安くて自然な輸入食材が好きだが、お上やエコロおばさんは「あんなものは毒入りで危険だ」として高関税や輸入禁止措置で締め出し、おいらに食べさせてくれない。困ったものである。
2008年7月9日水曜日
涼しい写真(flickr テスト)
flickr からのアップロードを試します。Blogger は300メガしか写真を保管してくれないので。Yahoo のサービスらしい。Mac Uploader で写真をアップして、後は Flickr から直接 Blogger に写真を投稿できる。便利。
容量がきつくなったらこれを活用しよう。
http://www.flickr.com/
容量がきつくなったらこれを活用しよう。
http://www.flickr.com/
『文芸にあらわれた日本の近代』(猪木武徳)
久しぶりに文芸関係の本を読んだ。小生のブログが光栄にも猪木武徳氏の目にとまり、荷風がお好きなようですねと同氏が荷風についても触れられた掲題の本を送っていただいたのだ。日本経済学会の会長も務められたバリバリの経済学者が永井荷風に興味をお持ちだと言うことに驚いた。荷風以外にも、武田泰淳、太宰治、三島由紀夫、谷崎潤一郎、横水利一、小林多喜二、大岡昌平、山田風太郎、夏目漱石などの文学を読み、その中から日本の近代を読み解く手がかりを探るという趣向である。目からウロコの発見が多々あり、裨益するところ多大であった。
猪木武徳氏は「文学と一部の社会科学が、予想以上に密接な関係を持っていることを痛感する」とされ「文学と経済(史)研究双方が互いに相補うことによって、歴史的存在としての経済社会をより強く実感できる」さらに「経済学でモデルを用いて語ることの『真理』は限られている」として、自然科学的方法ではない社会生活全体の「あるがまま」を外から捉える方法が大切だと述べられる。その時代の人間がどのような熱情と意志を持っていたのかが重要で、ちなみにこの新しいアプローチを開発したのはA・トクヴィルだと。出ましたね〜、大好きなトクヴィル。さらに、文学作品は時代の「良質な観察者」であるといわれる。御意、全く同感。
詳しくは読んでいただきたいが、荷風については『あめりか物語』が書かれたその当時の日本と米国の関係についての詳しい歴史背景の記述が秀逸。大量の日本移民が米国に流入し、警戒され、迫害を受けながらも、日露戦争に勝ったこともあり在米日本人の間に妙な「ナショナリズム(ニッポンエライ思想)」が高揚していた状況がよくわかる。荷風が以来「ニッポン人」から距離を置くようになった背景が理解できたような気がした。(余談になるが、鷗外、漱石、荷風のそれぞれの留学時代の日本の国際的地位と三文豪の思想スタンスの差についての散人流の仮説を持っているが、それは別の機会に)
武田泰淳についての一章がある。左翼の武田泰淳と猪木武徳とでは波長が合わないのではと思ったが、猪木武徳氏は「ひとつの主義・主張と、それを奉ずる人とは区別しなければならない」と武田泰淳が好きなことを認めておられる。これについても、御意、御意、同感。武田泰淳は実に善人で好人物、非常に魅力的な人物なのだ。これは奥さんの武田百合子の随筆を読めば分かる。この本で、水俣病について世のマスコミ論調とは違う一面的でない見方を武田泰淳がすでに書いていたことを知った。世の中は複雑だ。
その他、とても面白いディテールがたくさん。読み終わった感想をひと言で言えば「ニッポンは変わっていない」ということ。「人間は変わっていない」と言うことでもある。明治・大正・昭和・平成、われわれは同じ時代に生きているのだ。古典文芸作品は常に新しい。
文芸にあらわれた日本の近代―社会科学と文学のあいだ | |
猪木 武徳 有斐閣 2004-11 売り上げランキング : 264885 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
猪木武徳氏は「文学と一部の社会科学が、予想以上に密接な関係を持っていることを痛感する」とされ「文学と経済(史)研究双方が互いに相補うことによって、歴史的存在としての経済社会をより強く実感できる」さらに「経済学でモデルを用いて語ることの『真理』は限られている」として、自然科学的方法ではない社会生活全体の「あるがまま」を外から捉える方法が大切だと述べられる。その時代の人間がどのような熱情と意志を持っていたのかが重要で、ちなみにこの新しいアプローチを開発したのはA・トクヴィルだと。出ましたね〜、大好きなトクヴィル。さらに、文学作品は時代の「良質な観察者」であるといわれる。御意、全く同感。
詳しくは読んでいただきたいが、荷風については『あめりか物語』が書かれたその当時の日本と米国の関係についての詳しい歴史背景の記述が秀逸。大量の日本移民が米国に流入し、警戒され、迫害を受けながらも、日露戦争に勝ったこともあり在米日本人の間に妙な「ナショナリズム(ニッポンエライ思想)」が高揚していた状況がよくわかる。荷風が以来「ニッポン人」から距離を置くようになった背景が理解できたような気がした。(余談になるが、鷗外、漱石、荷風のそれぞれの留学時代の日本の国際的地位と三文豪の思想スタンスの差についての散人流の仮説を持っているが、それは別の機会に)
武田泰淳についての一章がある。左翼の武田泰淳と猪木武徳とでは波長が合わないのではと思ったが、猪木武徳氏は「ひとつの主義・主張と、それを奉ずる人とは区別しなければならない」と武田泰淳が好きなことを認めておられる。これについても、御意、御意、同感。武田泰淳は実に善人で好人物、非常に魅力的な人物なのだ。これは奥さんの武田百合子の随筆を読めば分かる。この本で、水俣病について世のマスコミ論調とは違う一面的でない見方を武田泰淳がすでに書いていたことを知った。世の中は複雑だ。
その他、とても面白いディテールがたくさん。読み終わった感想をひと言で言えば「ニッポンは変わっていない」ということ。「人間は変わっていない」と言うことでもある。明治・大正・昭和・平成、われわれは同じ時代に生きているのだ。古典文芸作品は常に新しい。
7/9 Today 森鴎外没 (1922)……「死ハ一切ヲ打チ切ル重大事件ナリ」
大正11年7月9日、森鴎外没。永井荷風はその前日団子坂の鴎外邸を見舞い特別に鴎外の病室に招き入れられる。「鼾聲唯雷の如し」と。翌日も荷風は見舞う。「7月9日。早朝より団子坂の邸に行く。森先生は午前7時頃遂に紘を属せらる。悲しい哉」。葬儀は故人の遺言により虚飾を廃して行われ、鴎外は「石見の人森林太郎として」葬られた。
森鴎外の遺言とは次のようなもの:
「いかなる官憲威かと雖もこれに反抗することを得ず」とは過激な言葉だ。当時の陸軍内での医官としては最高位である軍医総監にまで出世をした人であったが、その内心には屈折したものがあったようだ。
森鴎外の遺言とは次のようなもの:
余ハ少年ノ時ヨリ老死ニ至ルマデ一切秘密無ク交際シタル友ハ賀古鶴所君ナリココニ死ニ臨ンデ賀古君ノ一筆ヲ煩ハス死ハ一切ヲ打チ切ル重大事件ナリ奈何ナル官権威力ト雖、此ニ反抗スル事ヲ得スト信ス、余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス、宮内省陸軍皆縁故アレトモ生死別ル、瞬間アラユル外形的取扱ヒヲ辞ス、森林太郎トシテ死セントス、墓ハ森林太郎墓ノ外一字モホル可ラス、書ハ中村不折ニ委託シ宮内省陸軍ノ栄典ハ絶対ニ取リヤメヲ請フ手続ハソレゾレアルベシコレ唯一ノ友人ニ云ヒ残スモノニシテ何人ノ容喙ヲモ許サス
大正11年7月6日
森 林 太 郎 言
賀 古 鶴 所 書
「いかなる官憲威かと雖もこれに反抗することを得ず」とは過激な言葉だ。当時の陸軍内での医官としては最高位である軍医総監にまで出世をした人であったが、その内心には屈折したものがあったようだ。
2008年7月8日火曜日
7/8 Today 太閤秀吉の刀狩令 (1588)……21世紀の「刀狩り」は成功するか?
豊臣秀吉が全国百姓の刀・鉄砲などを没収。人間の歴史で「国民大衆」からの大規模な武器没収に成功したのはこれが最初で最後。いったん権利として獲得されたものを人から奪うのは、とても難しいのである。国内利権や既得権もそう。核兵器にしてもそう。
権利を与えるのは簡単だが、それを奪うのはむつかしい。特に自衛の権利は命が拘わるだけに簡単には奪えない。アメリカであんなに銃器保有が問題になっているのに政府は何も出来ないことを見ても分かる。太閤秀吉は彼の強烈な個性と実行力で国民を短期間のうちに非武装化した。これは世界史でも非常にめずらしい例である。秀吉はサルと馬鹿にされたがエライのである。
核兵器も似たようなものだ。いったん核兵器を保有してしまった国家からそれを奪って非核化した前例は存在しない。アメリカももう持ってしまった核に対してはいままで何もしてこなかった(と言うより、何も出来なかった)。戦争というものは自分より弱い国に対してしか仕掛けないものだから当然といえば当然。核を持っている国を攻めるにはたいへん危険なことなのだ。おまけに国際社会には秀吉のような絶対的政治権力は存在しない。
その点、国内の既得権益については、同じ国の中のことだけにまだ見込みがある。平成の秀吉による「刀狩り」に期待したいものだ。小泉はいい線までやったのだけれど、途中で投げ出してしまった。
権利を与えるのは簡単だが、それを奪うのはむつかしい。特に自衛の権利は命が拘わるだけに簡単には奪えない。アメリカであんなに銃器保有が問題になっているのに政府は何も出来ないことを見ても分かる。太閤秀吉は彼の強烈な個性と実行力で国民を短期間のうちに非武装化した。これは世界史でも非常にめずらしい例である。秀吉はサルと馬鹿にされたがエライのである。
核兵器も似たようなものだ。いったん核兵器を保有してしまった国家からそれを奪って非核化した前例は存在しない。アメリカももう持ってしまった核に対してはいままで何もしてこなかった(と言うより、何も出来なかった)。戦争というものは自分より弱い国に対してしか仕掛けないものだから当然といえば当然。核を持っている国を攻めるにはたいへん危険なことなのだ。おまけに国際社会には秀吉のような絶対的政治権力は存在しない。
その点、国内の既得権益については、同じ国の中のことだけにまだ見込みがある。平成の秀吉による「刀狩り」に期待したいものだ。小泉はいい線までやったのだけれど、途中で投げ出してしまった。
2008年7月7日月曜日
山中湖村の地上デジタル放送は2010年かららしい!
いまのアナログ放送はもう見れなくなると脅かされ、慌ててデジタルチューナーを買ったら、NHK(山梨)総合の画像が乱れる。急いては事をし損じるのである。
富士吉田に中継局があるのでNHK教育と民放二つは問題なく見られるが、NHK総合はお天気次第。調べてみると山中湖はかなり辺境に位置するようだ(ピンク色の部分が現在受信できる地域):

今後の中継局整備のタイムスケジュールは:

一方、BSデジタルは問題なく受信できる(当たり前か)。BS放送が先んじてデジタル化できたのは、地上デジタル放送網の整備には莫大な時間とお金がかかるが衛星放送のデジタルへの切り替えは衛星の切り替えだけで済み簡単からだという(NHK)。
だったらどうして衛星デジタル一本にしないのだろう。どうしても放送にローカル色を出したい、地元の運動会の報道が重要だとこだわるならアナログテレビかラジオ放送で十分ではないか。高画質の地元運動会を見たいというのなら衛星放送を地域ごとに多チャンネル化して見たい人が衛星テレビを買えばいい。一般視聴者に余分の出費を強いることもない。
NHKのやることはよくわからない。不思議な組織である。
富士吉田に中継局があるのでNHK教育と民放二つは問題なく見られるが、NHK総合はお天気次第。調べてみると山中湖はかなり辺境に位置するようだ(ピンク色の部分が現在受信できる地域):

今後の中継局整備のタイムスケジュールは:

一方、BSデジタルは問題なく受信できる(当たり前か)。BS放送が先んじてデジタル化できたのは、地上デジタル放送網の整備には莫大な時間とお金がかかるが衛星放送のデジタルへの切り替えは衛星の切り替えだけで済み簡単からだという(NHK)。
だったらどうして衛星デジタル一本にしないのだろう。どうしても放送にローカル色を出したい、地元の運動会の報道が重要だとこだわるならアナログテレビかラジオ放送で十分ではないか。高画質の地元運動会を見たいというのなら衛星放送を地域ごとに多チャンネル化して見たい人が衛星テレビを買えばいい。一般視聴者に余分の出費を強いることもない。
NHKのやることはよくわからない。不思議な組織である。
2008年7月6日日曜日
山中湖、午後5時、気温20度
すっかり猛暑となった東京から1時間半で涼しいところに來られるとは、狭い日本列島も捨てたものではない。クーラーの電気代を手軽に節約できる。
夕方富士山がうっすらと顔を出した:

右側の方に雪が残っているのが見える。富士山がもっとも雪が深いのは、厳冬期ではなく4月。春になって海面が熱せられ湿った大気が上昇し、富士山で冷やされて雪になるからだ。地球温暖化が進行すれば南極の氷(これは雪が氷になったもの)が融けるのではなく逆に増えるのと同じ理屈。
北極の氷は融けても海面水準は不変(アルキメデスの原理)。南極ではかえって氷が増える。大陸氷河の溶解の海面への影響は無視できる量。武田邦彦先生の本で教えてもらった。エコロという人種は、思いこみが強いのである。日本政府は洞爺湖サミットで「エコロおばさん」を演じるつもりらしいが、やりすぎると逆にみんなにバカにされるかと、心配。
夕方富士山がうっすらと顔を出した:

右側の方に雪が残っているのが見える。富士山がもっとも雪が深いのは、厳冬期ではなく4月。春になって海面が熱せられ湿った大気が上昇し、富士山で冷やされて雪になるからだ。地球温暖化が進行すれば南極の氷(これは雪が氷になったもの)が融けるのではなく逆に増えるのと同じ理屈。
北極の氷は融けても海面水準は不変(アルキメデスの原理)。南極ではかえって氷が増える。大陸氷河の溶解の海面への影響は無視できる量。武田邦彦先生の本で教えてもらった。エコロという人種は、思いこみが強いのである。日本政府は洞爺湖サミットで「エコロおばさん」を演じるつもりらしいが、やりすぎると逆にみんなにバカにされるかと、心配。
Google NoteBook は面白いことなど
Blogger に代えてからいろいろ Google のサービスで遊ぶことが多くなった。Google Reader / Google Bookmark / Google Notebook の連携はなかなかのもの。Safari を使っているので Firefox 用の Book Marklet は使用できないが、それでもけっこう楽しめる。共有 Google Notebook で作った「散人厳選のニュースサイト」みたいなものを公開する。
これがそのサイト:
散人の公開ノートブック
フィードも取れるのでRSSリーダーでも読める。
Safari での作り方だが、リーダーなどで興味深い記事に行き当たれば片端からボタンを押して「ブックマーク」する。その後、Google Notebook を開けると「未整理のブックマーク」という項目にブックマークしたものが入っているので、それを「公開」か「非公開」かに分類。メモなども適当に付けることも出来る。はてなブックマークみたいなもんだが、微妙に違う。
これがそのサイト:
散人の公開ノートブック
フィードも取れるのでRSSリーダーでも読める。
Safari での作り方だが、リーダーなどで興味深い記事に行き当たれば片端からボタンを押して「ブックマーク」する。その後、Google Notebook を開けると「未整理のブックマーク」という項目にブックマークしたものが入っているので、それを「公開」か「非公開」かに分類。メモなども適当に付けることも出来る。はてなブックマークみたいなもんだが、微妙に違う。
7/6 Today 「サラダ記念日」……俵万智 が決めました
これ:
それにしても日本人はいつからサラダを食べるようになったのだろう?
ここが参考になる:
確かに、昔の野菜には回虫の卵はいっぱい付いていた。小学校では定期的に「まくり」なるものを全員が飲まされた。給食室の大釜でマクリを煎じるので、その日は学校中に異様な臭いが漂った。でも効果はてきめんだった。しかしすぐまた汚れた野菜を食べるのでイタチごっこ。
回虫が自分の都合でニッポン人の胴を長くしたとの学説を読んだことがある(なんでも回虫にとっての住処である腸が長いほど居住環境がよくなるので、寄生している個体の胴体を長くするホルモンを分泌するらしい。現に回虫が撲滅された途端ニッポンの若者の足が長くなった)。
「美しいニッポンの伝統」とか「自然に優しい無農薬自然食品」とかいうが、実際経験した体験から言えるが、あの時代はそんなに「美しく」はなかった。二度と戻りたいとは思わない。
『サラダ記念日』: "「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日"
サラダ記念日―俵万智歌集 俵 万智 河出書房新社 1987-05 売り上げランキング : 221335 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
それにしても日本人はいつからサラダを食べるようになったのだろう?
ここが参考になる:
サラダ - Wikipedia : "現在のような、単品の料理としてのサラダの歴史は、太平洋戦争以後、GHQの宿舎として接収された帝国ホテルで、1949年(昭和24年)12月24日のクリスマスイブパーティーにシーザーサラダが提供されたのが始まりである。当時、回虫、ギョウチュウなど寄生虫が蔓延してしていた日本に対し、GHQは化学肥料、堆肥の使用を徹底。その後も、厚生省から1955年(昭和30年)に清浄野菜の普及について指導されたことなどにより衛生面が改善され、安心して生で食べられるようになった結果、サラダも普及していった。"
確かに、昔の野菜には回虫の卵はいっぱい付いていた。小学校では定期的に「まくり」なるものを全員が飲まされた。給食室の大釜でマクリを煎じるので、その日は学校中に異様な臭いが漂った。でも効果はてきめんだった。しかしすぐまた汚れた野菜を食べるのでイタチごっこ。
回虫が自分の都合でニッポン人の胴を長くしたとの学説を読んだことがある(なんでも回虫にとっての住処である腸が長いほど居住環境がよくなるので、寄生している個体の胴体を長くするホルモンを分泌するらしい。現に回虫が撲滅された途端ニッポンの若者の足が長くなった)。
「美しいニッポンの伝統」とか「自然に優しい無農薬自然食品」とかいうが、実際経験した体験から言えるが、あの時代はそんなに「美しく」はなかった。二度と戻りたいとは思わない。
2008年7月5日土曜日
Blogger のテンプレートで遊ぶ……「場所」というのは何とかならんかな〜
テンプレートをいじって遊ぶ。ついでにナビゲーションの表示を日本語にした。なかなか具合がいいが、しかし投稿者名の後に来て時刻表示を示す「at」が「場所」と表示されてしまうのは如何なものか。せめて「時刻」とか「日時」とかという表示に変えたいのだけれど、やり方が分からない。
「Read more!」についてはテンプレートに表れているので簡単にすきな日本語に変えることが出来る。しかし、この「場所」という言葉はテンプレートには見つからないのである。
どなたか親切な人が現れて教えてくれたらとてもうれしい。
その他サイドバーのマージン調整なんか。小生はコードの知識はないけれど、適当に数字を変えながらプレビューをしてどう変わったか確かめながらやると、それほど難しくなかった。面白い。
「About Me」が「自己紹介」となるのには参った。これだけは英語のまま残す。
(追記)同じ Blogger を使用されている echo さんに教えてもらった。レイアウトのページ要素編集ページからこの設定を変えることが出来るのだ。とても勉強になった。感謝感激です。
「Read more!」についてはテンプレートに表れているので簡単にすきな日本語に変えることが出来る。しかし、この「場所」という言葉はテンプレートには見つからないのである。
どなたか親切な人が現れて教えてくれたらとてもうれしい。
その他サイドバーのマージン調整なんか。小生はコードの知識はないけれど、適当に数字を変えながらプレビューをしてどう変わったか確かめながらやると、それほど難しくなかった。面白い。
「About Me」が「自己紹介」となるのには参った。これだけは英語のまま残す。
(追記)同じ Blogger を使用されている echo さんに教えてもらった。レイアウトのページ要素編集ページからこの設定を変えることが出来るのだ。とても勉強になった。感謝感激です。
原油価格の高騰を奇貨として生活様式の「質実剛健化」を!
日本経済の原油依存度はGDPの5%になるという。約30兆円。その値段が高騰したのだから、産油国への巨大な所得移転が起こっている。その分「国民全員」が貧乏になったと言うこと。これは厳然たる事実として受け止めねばならない。しかしこの危機はニッポン経済の「メタボ」を見直す良い機会でもある。具体的に何をなすべきか? 何もしないことである。それだけでニッポンに付着してしまった余分な「脂肪」が取り除かれるのだ。
などなど。何れもニッポン全体が貧乏になっているという認識が全く欠如している。自分たちだけは節約したくないとケツを一般消費者(国民)に持って行こうとしているのは、エゴイズムだろう。
石油価格の高騰は、石油大量消費型の産業構造を見直すのに良い機会だ。市場を通じて、何もしなくてもそれは実現できるものである。高い石油をじゃぶじゃぶ使う産業や生活様式が経済的に成り立たなくなるのは、とてもいいことなのである。局部的な悪影響が一定以上に表れるのであれば、それは現行法で定められたセイフティーネット(生活保護)で対応すればいい。
地方利権集団やその代弁者であるNHKの言うように補助金バラマキで対応しようとすると、ニッポンの「メタボ体質」はいよいよ制度化されニッポンは「病膏肓」に入ることになる。
- 昨日NHK番組を見ていたら、さる「識者」が「地方は石油価格の高騰でたいへんな打撃を受けている。地方では子どもを遊ばせるためにクルマで遊び場に連れて行くが、それすら出来なくなった、子どもが可哀想だと思わないか」と力説されていた。正直驚倒。昔からこどもたちは山や川で遊ぶものである。その方が健康にいい。何がクルマだ。クルマを一家に二台も三台も保有するライフスタイルを見直す良い機会じゃないか?
- 同じ番組でNHKは山間部の集落に移動販売車がやってこなくなった、食べるものすら買えなくなったと危機感を煽っていた。これも理解に苦しむ。「地産地消」じゃなかったのか。
- イカ釣り船が操業できないという。イカは石油の塊と言うほどイカ漁業では石油をじゃぶじゃぶ使う(燃費の悪い漁船、海上を照らす巨大な集魚灯など)。石油の値段上昇をカバーできるだけの販売価格の上昇が期待できないから補助金で何とかしろとの主張だが、漁獲量が多すぎるから値段が下がるのだろう。ここは石油の節約が肝要だ。石油漬けのブランド農産物にも同じことが言える。
などなど。何れもニッポン全体が貧乏になっているという認識が全く欠如している。自分たちだけは節約したくないとケツを一般消費者(国民)に持って行こうとしているのは、エゴイズムだろう。
石油価格の高騰は、石油大量消費型の産業構造を見直すのに良い機会だ。市場を通じて、何もしなくてもそれは実現できるものである。高い石油をじゃぶじゃぶ使う産業や生活様式が経済的に成り立たなくなるのは、とてもいいことなのである。局部的な悪影響が一定以上に表れるのであれば、それは現行法で定められたセイフティーネット(生活保護)で対応すればいい。
地方利権集団やその代弁者であるNHKの言うように補助金バラマキで対応しようとすると、ニッポンの「メタボ体質」はいよいよ制度化されニッポンは「病膏肓」に入ることになる。
7/5 Today ビキニ水着の日……新しいようで古いもの、汝の名はビキニ
1946年の今日、世界最初のビキニ水着が発表された。発明したのはフランス人とのことである:
でも、これが世界最初かどうかとなると若干異議ありである。ローマ人がすでにビキニを発明していたからだ。
ローマ時代の壁画に歴としたビキニが描かれていた:
論より証拠(クリックで拡大):

やっぱりローマは偉大だった。
7月5日 今日は何の日〜毎日が記念日〜 : "ビキニスタイルの日 1946(昭和21)年、フランスのルイ・レアールが、世界で最も小さい水着としてビキニスタイルの水着を発表した。発表の4日前にアメリカが原爆実験を行ったビキニ環礁からその名前がとられた。 "
でも、これが世界最初かどうかとなると若干異議ありである。ローマ人がすでにビキニを発明していたからだ。
ローマ時代の壁画に歴としたビキニが描かれていた:
ビキニ (水着) - Wikipedia : "シチリア島にある5世紀頃ローマ帝国時代のモザイクには、ビキニに似た服で運動する女性が描かれている。"
論より証拠(クリックで拡大):

やっぱりローマは偉大だった。
2008年7月4日金曜日
カワラヒワ
テンプレートを変える
本館(Blogger) との違いを出すため、テンプレートを変えました。
Read more! の設定を新しいテンプレートに書き加えなければならないな〜と、気が重かったんだけれど、あらあら、何もいじらなくてもちゃんと Read more が動く。これはどういうことなんだろう? 可能性としては:
シンプル・イズ・ベスト。
Read more! の設定を新しいテンプレートに書き加えなければならないな〜と、気が重かったんだけれど、あらあら、何もいじらなくてもちゃんと Read more が動く。これはどういうことなんだろう? 可能性としては:
- 新しいテンプレートにそういう条件コードがもともと入っていた。
- 古いテンプレートに書き加えた修正が新しいテンプレートに自動的に反映された。
シンプル・イズ・ベスト。
7/4 Today アメリカ合衆国独立宣言(1776)
アメリカ独立宣言 - Wikipedia: "アメリカ独立宣言(-どくりつせんげん、The Unanimous Declaration of the thirteen United States of America)とは、イギリス(グレートブリテン王国)によって統治されていた13の植民地が、独立したことを宣言する文書である。1776年7月4日大陸会議(the Continental Congress)によって採択された。このため、7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日として毎年盛大に祝われる。"この内容は福沢諭吉が訳している。
学問ノススメ
江戸時代末期から明治時代にかけて、西欧文明が押し寄せてくるのに先立ち、福澤諭吉はその著書『西洋事情』で、「千七百七十六年第七月四日亜米利加十三州独立ノ檄文」としてアメリカ独立宣言の全文を和訳して紹介した。
天ノ人ヲ生スルハ、億兆皆同一轍ニテ之ニ附與スルニ動カス可カラサルノ通義ヲ以テス。即チ通義トハ人ノ自カラ生命ヲ保シ自由ヲ求メ幸福ヲ祈ルノ類ニテ他ヨリ如何トモス可ラサルモノナリ。人間ニ政府ヲ立ル所以ハ、此通義ヲ固クスルタメノ趣旨ニテ、政府タランモノハ其臣民ニ満足ヲ得セシメ初テ眞ニ権威アルト云フヘシ。政府ノ処置此趣旨ニ戻ルトキハ、則チ之ヲ変革シ、或ハ倒シテ更ニ此大趣旨ニ基キ人ノ安全幸福ヲ保ツヘキ新政府ヲ立ルモ亦人民ノ通義ナリ。是レ余輩ノ弁論ヲ俟タスシテ明了ナルヘシ
– 『西洋事情』初編 巻之二
「政府ノ処置此趣旨ニ戻ルトキハ、則チ之ヲ変革シ、或ハ倒シテ更ニ此大趣旨ニ基キ人ノ安全幸福ヲ保ツヘキ新政府ヲ立ルモ亦人民ノ通義ナリ。」という言葉が味わい深い。日本国憲法には残念ながらこういう規定はない(だいたいお上が自分に都合の悪いことを書くわけがないのだ)。しかし中国には昔からこういう思想があった。悪い天子は革命により滅ぼすべしというのが孔子さまの教え。米中はやっぱり似ている。
2008年7月3日木曜日
「アルキメデスの定理すら否定する環境原理主義者による利権学問が日本の文化を堕落させている」(武田邦彦)
今日届いた「学士会会報」(第871号)。「リサイクルは資源の無駄遣い」で知られる武田邦彦教授がニッポンの「学術業界」の「利権学問化」を憂える一文を寄せている。こういう論文を掲載する学士会は、やはり捨てたものではない。腐っても鯛か。論文骨子を抜粋。
要旨:
先生の力がこもった文章だ。南極の氷はもし温暖化すれば逆に増加すると言う(降雪量が増えるから)。現代ニッポンの「環境問題」とは、落ち目になっているノーソン利権集団がこれこそ自分のメシのタネとして飛びついているネタだから、もとよりきわめて「政治的」な主張。科学的なんてものからはほど遠いものなのである。こういうことをのさばらしておくと、日本の科学・文化は落ち目まっしぐらだということには、まったく同感。I cannot agree with him more !
要旨:
- 「温暖化」も含めて現代の日本に「環境問題」というのが存在するのかは明確ではない。それはデータが学問と縁のないところで観測され、整理され、解析されているからに他ならない。
- 多くの日本人は「北極の海氷が融解したら海水面が上がる」と錯覚していた。氷が水に浮くのは凝固することにより体積が膨張するからであり、融解しても水面の高さは一定である。これがアルキメデスの原理だが、日本では長年にわたり専門家の発言や報道によって間違って理解されていた。驚くべきことである。科学技術立国といわれるこの日本で何が起こっているのか。
- 毎日のように氷が溶ける映像がテレビで放映されるが、氷が出来る映像はない。氷が減少しているか増加しているかは足し算と引き算の問題だが、環境原理主義者やマスコミは足し算の方を無視する。レジ袋についても同じこと。
- 日本の気候は温暖化しているかという問題にしても同じこと。感性や先入見が支配している。気象庁の発表の「傾向線」についてもそうだ。
- 紙の「100%リサイクル」や捕鯨についても同じ。ご都合主義による科学の歪曲が行われている。
- 日本の学問が「役に立つ学問」に堕落したことが原因。「役に立つ学問」とは「利権学問」と意味は等しい。こういう風潮を勇気をもって正すことが出来れば、日本は文化馨尊敬すべき国に発展するだろうと期待できる。
- 今回、学士会会報に寄稿する幸運を得たことに感謝したい。現在の日本の学問がどのように歪んでいるのか、またその理由は何かを自然科学の立場から述べさせていただいた。「環境」は重要だが、それはあくまでも科学的・合理的でなければならず、それを守るのは学問を学んだものにとって社会への還元活動の一つであると考えている。
先生の力がこもった文章だ。南極の氷はもし温暖化すれば逆に増加すると言う(降雪量が増えるから)。現代ニッポンの「環境問題」とは、落ち目になっているノーソン利権集団がこれこそ自分のメシのタネとして飛びついているネタだから、もとよりきわめて「政治的」な主張。科学的なんてものからはほど遠いものなのである。こういうことをのさばらしておくと、日本の科学・文化は落ち目まっしぐらだということには、まったく同感。I cannot agree with him more !
7/3 Today 遣隋使派遣(607)……聖徳太子「日の出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙なきや」
7/3 Today 遣隋使派遣 (607)遣隋使小野妹子が「日の出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙なきや」という聖徳太子の国書を携え日本を出発した。どう考えても「力みすぎ」の国書だ。その国書を受け取った随の皇帝煬帝は、不愉快に思ったものの、さすが大人、礼を尽くして遣隋使を受け入れる。煬帝は悪辣な皇帝として歴史に名を残しているが、このことからも分かるようにわりと出来た人間だった。
「金持ちケンカせず」というところか。
勇ましいウヨはどの国においても貧乏人で低学歴という統計データがあるが、ニッポンはいつからこんなに貧乏な国になってしまったのか。バラマキを続けたせいだ。
2008年7月2日水曜日
最近のコメントを表示させました
あまりコメントが付かないのにどうかと思ったんだけれど「最近のコメント」という欄をサイドバーに着けました。
クラシックテンプレートでは組み込むコードが公開されていますが、「レイアウト」では使えない。しかし簡単。ブログのコメントフィードを取得してレイアウトの「フィードの追加」に入れるだけ。
ただし、ブログページの下に表記されるフィードリンクでは:
feed://yochomachi.blogspot.com/feeds/comments/default
と出てきますが、「feed」を「http」と置き換えて登録すること。でないと「フィードがありません」と表示されてしまう。おかしな話です。
クラシックテンプレートでは組み込むコードが公開されていますが、「レイアウト」では使えない。しかし簡単。ブログのコメントフィードを取得してレイアウトの「フィードの追加」に入れるだけ。
ただし、ブログページの下に表記されるフィードリンクでは:
feed://yochomachi.blogspot.com/feeds/comments/default
と出てきますが、「feed」を「http」と置き換えて登録すること。でないと「フィードがありません」と表示されてしまう。おかしな話です。
曙橋「福しん」……西武・東武沿線パワーおそるべし!
最近、防衛省や中央大学ロースクールなどに加え高層マンションもいくつか出来てすっかりにぎやかになっているあけぼの橋商店街は、食い物屋の激戦区でもある。以前の「みんみん」が閉店となり新しく「福しん」なるラーメンチェーン店が開店。これがけっこう人気で、ほとんどいつも満員である。調べてみると北の方(西武池袋・東武東上線沿線)からやって来たらしい。
これがチェーン展開図(クリックすると大きくなります):

曙橋店が一番南にあることが分かる。この店は実に彼らの都心部進出の橋頭堡なのだ。食べ物の品質はとてもよい。へんに「産地直送」とか「国産材料」とか謳うことなく、当たり前のものを当たり前の値段で提供しているところが好感を持てる。従業員のサービスもよい。
これも地下鉄副都心線効果なのかも知れない。新宿とか渋谷は、北の方のお客をとることばかり考えているようだが、北からのビジネス新規参入もあるのだ。これぞ自由市場経済。とてもよいことである。
これがチェーン展開図(クリックすると大きくなります):

曙橋店が一番南にあることが分かる。この店は実に彼らの都心部進出の橋頭堡なのだ。食べ物の品質はとてもよい。へんに「産地直送」とか「国産材料」とか謳うことなく、当たり前のものを当たり前の値段で提供しているところが好感を持てる。従業員のサービスもよい。
これも地下鉄副都心線効果なのかも知れない。新宿とか渋谷は、北の方のお客をとることばかり考えているようだが、北からのビジネス新規参入もあるのだ。これぞ自由市場経済。とてもよいことである。
7/2 Today 薩英戦争勃発(1863)……強い敵は味方にするアングロサクソン
文久3年7月2日、薩摩藩は鹿児島湾の英国艦隊めがけて一斉砲撃を加える。薩英戦争の始まりである:
この辺り、アングロサクソンのやり方がよく表れている。喧嘩してみて相手が強ければ味方に引き込むというもの。これがアングロサクソンがこの数百年「常勝」を続けてきた秘密とのこと(高坂正堯)。
「見ててごらん、アメリカはソ連(ロシア)中国ときっと友達になるよ」とは高坂の言。
北朝鮮についても同じ。イラクは「弱かったから」攻め滅ぼしたが、強い北朝鮮とかイランには決して攻めては行かないのである。
このへんニッポンのウヨはよくわかっていない。「おいらは強いアメリカ様と組んでいるからあいつらと喧嘩しても大丈夫、アメリカ様が助けてくれる」とばかり勇ましいことを言ったりしたりしていると、後でハシゴを外されて泣きべそをかくことになる。
薩英戦争 - Wikipedia: "薩英戦争(さつえいせんそう、英:Anglo-Satsuma War、1863年8月15日(文久3年7月2日) - 8月17日(7月4日))は、生麦事件の解決を迫るイギリスと薩摩藩の間で戦われた鹿児島湾における砲撃事件。薩英戦争の結果、薩摩藩は攘夷が実行不可能であることを理解し、イギリスは幕府支持の方針を変更して薩摩藩に接近した。"薩摩軍が案外強かったので、イギリスは薩摩を味方にすることに決めた。
この辺り、アングロサクソンのやり方がよく表れている。喧嘩してみて相手が強ければ味方に引き込むというもの。これがアングロサクソンがこの数百年「常勝」を続けてきた秘密とのこと(高坂正堯)。
「見ててごらん、アメリカはソ連(ロシア)中国ときっと友達になるよ」とは高坂の言。
北朝鮮についても同じ。イラクは「弱かったから」攻め滅ぼしたが、強い北朝鮮とかイランには決して攻めては行かないのである。
このへんニッポンのウヨはよくわかっていない。「おいらは強いアメリカ様と組んでいるからあいつらと喧嘩しても大丈夫、アメリカ様が助けてくれる」とばかり勇ましいことを言ったりしたりしていると、後でハシゴを外されて泣きべそをかくことになる。
登録:
投稿 (Atom)